2002年07月31日(水) |
学期の終わりはお別れの始まり |
今日から3日間、かなりのフリー(全くではない、事実
結局トレーニングルームの仕事を手伝った。)なので何を
しようかと思うと、朝に友人から電話。引越しをよかったら
手伝って欲しいと言う。前から必要だったら呼んでくれ、と
伝えてあったので、二つ返事でOKする。
で午前中トレーニングルーム(実質は外の仕事だったが)で
働き、午後は引越し手伝い。その後、ペインセンターに
行ってワークアウト。あっというまに終わってしまった。
休みあと2日。
それにしても、こっちだと今は引越しの季節だ。8月終わり
頃から新しい年(年度っていう意味ね)が始まるので、春
や夏に卒業した人が新しい場所に移動する。ここ3日で比較
的仲が良かった友人が3人いなくなる。2人はMississippi
State Univ.でGAを、もう1人はテキサスの大学でATの
カリキュラムコーディネーター(これから大学院において
エントリーレベルのカリキュラムを作る人。)となる。
ちなみにこの人の旦那もATCで、ローテーション先で
クリニカルインストラクタとして何度もお世話になっただけ
にいなくなるのは寂しい。
自分もあと1年で恐らくこの場を去るんだなぁと思うと、
ちょっと感慨深くなってきた。でも自分はどうするのやら。
P.S.日記をつけて1年以上になるけど、始めて一ヶ月休まず
つけることが出来た。忙しいうちにもまだ余裕があることか?
夏学期が終了した、というより終了させた。
本来なら昨日のテストですべて終わるはずだったが、実は
その科目の課題を1つ出し終えてなかった。内容は1つ文献
読んで、その批評。この際時間もないし、面倒臭いので
他の授業で嫌と言うほど読んだ文献の中から1つを拾って
書いた。
手抜きと言われればそうともいえないが、この授業は内容
吟味でなく、リサーチペーパーのテクニックを磨くことに
あるから、1つの文献で内容、書き方、2回使っても問題なし。
(と自分は判断。)昨日の夜中からやり始め、きちんと寝て
も今日の午前中に提出した。もちろん遅れてだけどね。
何はともあれ、これで夏は終了。今年の夏はよく働いたし
出かけもしたし、ただでさえ大変だった。あと大学院に
なってやっぱりやる量が増えたかな。ここ1ヶ月、週末も
あったもんじゃない。
金曜までの3日間、つかのまの休みをとらさせていただきます。
その後はフットボール部のtwo-a-day practiceが始まり、
2週間の休みもまるまるつぶれるはずです。学生トレーナー
にとっても1年で一番忙しい時期が来る。
でも学科のHPを仕上げること忘れてた。秋学期には間に合わせ
たいとのことなので暫定でも立ち上げないと。あぁ、貴重な
休み潰すんだからお小遣い請求しようかな。
2002年07月29日(月) |
日本のボランティア記事 |
まず、夏学期のテストが終わった。授業自体に興味が
持てなかったので、試験勉強もそこそこ、試験もそこそこ。
大学院に入ってまで興味のない授業をとらざる得ない
USMのカリキュラムに疑問符をつけたい。
さて本題。以下のyahooの記事を見ました。時間のある方は
観てみてください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020730-00000078-mai-soci
2週間ほど前にもこのことを書きましたが、授業やら成績評価に
盛り込むようです。大学でも単位認定を提言だそうで。
なんかボランティア活動とは名ばかりで、レジュメの内容稼ぎ
目的のアメリカ人を目の辺りにしてる自分としては、非常に複雑
な心境です。ほかに純粋にボランティアしてる人が同じ言葉で
語られるのが嫌にならないかなぁ。
2002年07月28日(日) |
オースティンパワーズを観て |
これは昨日の話、夜に突然友達から電話が来て映画を観よう
という。試験前だけど彼らはもう学校を卒業して、来週早々
には次の学校に行くためにここを離れてしまうので、お別れ
に遊んでおくかと思いOKをする。
何を見るのも知らずに行くと、オースティンパワーズだった。
前作、前々作も余り観てないし、余り興味のわく映画じゃな
かったが、ま、たまにはいいか。
夜9時15分からの回だったが、映画館は満員だった。アメリカン
パイといい、この手の映画はアメリカ人、大好きである。
途中、舞台はなんと東京に移った。ただすべて合成。全く
日本で撮影した節はない。しかも全く似通っていないところが
逆にこの映画らしくて笑える。
映画詳しくないので知らないんだけど、これって日本でも公開
されているんだろうか?されていないとしたら筋を書くのは
これから観る人に失礼というもの。
感想だけ言えば、思ったより面白かった。会話も比較的ききとり
やすいし、それほど?はなかった。もちろん細かいやりとりや
前回とのからみはわからないけど。それより十分画面で楽しめる。
最近気づいたんだけど、60年代の女の子の服装ってかわいいなっ
て思う。(今回のはちょっと違うかも知れないけど)オースティン
パワーズに出てくる女の子のファッション見てるとそう思う。
これって変?どうよ、しぶ?
2002年07月27日(土) |
またまた最近悩んでいること |
夏の学期も残りあと一週。実際テスト週間なので授業はない。
ぼくは1科目だけテストがあるけど、その前にその課題を終え
ないとテストすら受けさせてもらえない。
今週末は勉強するはずだったんだけど、何故かまだしてない。
ここんとこいろんなこと考えてうまく寝れなかったのと、
夏の疲れがドッと出てきたのか、胃が重くて痛い。食事する
気分もなくなる。ここ2,3年、疲れが胃にくるようになった。
年をとったのか、それとも親の遺伝が表面的に現れたか。
昨日NFL女性トレーナーのことを書いたけど、正直聞いて思った
のは、よかったねと同時にラッキーだったねということ。
世の中NFLのトレーナーになりたい人はごまんといる。必ずしも
最優秀の人が慣れるとも限らない。この紙面を見て「こんなこと
あったからがんばって」との旨のメールをいただいたが、それ
ほど甘くもないし、自分にこういう幸運が降ってくるとも限らな
いだろう。それより自分で何か確実に仕事を見つけて、はたまた
創造して収入に結び付けたい。ビジネスをしたい。ただ漠然と
トレーナーになるのは嫌だ。
そう思ってきた。きっといつものきまぐれな思いだけど、
さてどうしようか?
2002年07月26日(金) |
NFLにて日本人女性トレーナー誕生 |
スポーツ紙にも出てたらしいので、すでに読んだ人もいるかも
知れないけど、ピッツバーグスティーラーズというNFLのチーム
において、女性、しかも日本人の女性がトレーナーとして採用
されたらしいです。めでたいことですな。
経緯は全くわからないけど、おめでとうの一言です。今まで
少なくとも女性のトレーナーをTVで見たことないので、今度中継
ではテレビに注目してみよう。去年かそれ以上にオフェンスが
出れば、スティーラーズは今年もプレーオフ、はたまたスーパー
ボウルのチャンスがあるからね。
でもNFLの仕事は大変らしいです。うちの大学のヘッドトレーナー
も元ファルコンズで働いてましたが、忙しかったといってました。
どこかで男社会なところもあるだけに、がんばって欲しいな。
久しぶりに自分のことを書こう。
とりあえずATプログラム卒業まで1年をきった。来年の5月が
一応の卒業となる。恐らくその前後にNATABOCのテストを
受けて合格すれば、晴れてアメリカに留学した最低限の
目標は達成される。
でもそのあとどうしようって最近つくづく考える。お金さえ
あればどうにでもなるんだけど、奨学金ももらえず、生活は
今でもかなり厳しい。大学院卒業するにも学費はもちろん、
生活費もいる。果たして来年5月の時点でいくら残ってる
だろうか?
ほかでGAのポジションを見つけることは可能でも、生活費が
ない。結局は帰国か?
でもこのままで帰っても平凡だなぁ、と一方で思う。いまどき
余りにもATCの日本人が多くて、珍しくもなんともない。食べ
ていくだけなら、どうにかなるだろうが、この年でそんな
夢のないこともいいたくない。ましてやここ3年、無給で自分
に投資してきたんだ。何か人と他のこと考えないと。
いろんなこと考えるけど、プロのアドバイスが欲しいなぁって
思う。一緒にビジネスできる有能なパートナーが欲しい。それ
とも他の道をとるか。最近考えると地下鉄の話のように眠れなく
なる。(きっと読者には地下鉄の話を知らない人もいるだろう)
夢を実現して楽しんたら、次はどうやってそれを膨らまそう?
2002年07月24日(水) |
パンチョ伊東氏が残したもの |
パンチョ伊東氏が死去したことは自分のHPで速報で流した
(7月4日)。ここでは、彼について知らなかったことについて書く。
パンチョ伊東氏は元パリーグ広報部長で、ドラフト会議のときには
どの球団が誰を指名したか、アナウンスをしていた。それとたまに
だがプロ野球ニュースで大リーグを特集したり、日米野球をやった時
は、大リーグ通としてコメンテータとしてTVに写っていた。その頃は
(正確にはつい昨日までは)、ただの日本の野球に関する仕事傍らに、
趣味で大リーグを観て、他の人よりは知識がある、もしくは昔から
観ていたただのおっさんだと思っていた。
ところが昨日マーティキーナート氏の7月11日付けのコラムを読んで
愕然とした。もし読んでない人がいたら以下のページを参照に是非
読んで欲しい。
http://journal.msn.co.jp/index/column02.htm
彼の記事によると、なんとメジャーのオールスターで彼の死に対して
追悼があったらしい。彼は日本だけでなく、アメリカでも本当に顔を
知られた存在だったのだ。
どんなスポーツ界でもいい。本場の国でこれほど認知され、親しみを
もたれた人がいただろうか?日本ではただの大リーグ通で(づらが
印象的な)おっさんとしか扱われなかったのではないだろうか?確か
に選手ではなかったが、本場アメリカの野球で長い間、少なくとも
関係者にこよなく愛された日本人は彼かも知れない。
今さらながら彼の偉大さに気づいた。パリーグはかれでもってして
もっと早くから大リーグに人を送って、交流を増やせばパリーグ
はもっと違った面をアピールできただろうに。やみくもにセリーグを
ただ追いかけただけに見える点は非常に残念だ。
あらためてパンチョ伊東氏の冥福を祈る。
2002年07月23日(火) |
Sports
Illustrated誌にて、イチローその他の話 |
今日文献を探していたら、たまたま近くにSports Illustrated
があった。なんで目が止まったかというと、イチローが表紙に
なっていたからだ。(7月頭付け)
表紙だけでなく、6ページぐらいの特集が組まれていて、イチロー
だけでなく、日本人プレーヤーに触れられていた。それをざっと
読んだ。
今さらイチローのことを書くまでもないだろう。むしろ日本に
いる方が直接この記事を読まなくても、内容は伝られているの
かも知れない。印象に残ってるコメントだけ書くと、「彼を
どうやって迎えるかだって?ぼくらが出来ることは他の8人に
集中することだよ。」「見ている分には楽しいけどね」
何日現在か忘れたけど、今年も打率でトップに立ち、メジャー
で誰よりもヒットを打ってると(ちなみに去年の242本のヒット
はここ71年間で最高だそうだ。)誰もが彼の能力を疑う余地は
ないだろう。
であと日本球界についてコメントがあったが、興味ないので
カット。誰がなんと言おうと今は過渡期だから。逆にアメリカ
からイチローみたいになりたくて、どっかの球団1位指名の大卒
選手がオリックスのテストを受けに来日したらしい。彼は大きな
勘違いをしているが、日本のマスメディアはもっと彼をとりあげ
てもいいのでは?
それとメジャーに来そうな選手の紹介。巨人の松井、西部の松井、
そして近鉄の中村だった。でも特に目新しさはなし。おのおのの
コメントは「日本のヤンキースである巨人が彼を出すか?」「
日本球界では彼は今一番のアスリート」「日本ではスラッガー
でもアメリカでスラッガ-として脅威になるかは疑問」でした。
妥当なところでしょう。でもこの評価を覆せるよう、来るのなら
がんばって欲しいです。(誰かアトランタにくれば、たくさん
試合が観れるのになぁ。)
2002年07月22日(月) |
留学生から見たアメリカ経済の展望 |
昨日はWorldComの破産について書いた。その他Merckも不正会計を
して問題が起きている。これだけで済むのか、氷山の一角か。
昔会社で働いていた人間として、売上なんかちょこっと鉛筆をなめ
れば数字なんていくらでも変わるのは承知してる。このQuaterに
数字をどうしても出したいというのであれば、かなりグレーなやり方
だが数字は調整できる。
ただ問題はその後だ。必ずリバンドが来る。そしてそんなときは見栄
をはってでも成長しなければいけないときか、もうどうしようもなく
悪いけどそれでも体裁を整えなければいけないときか、のどちらかである。
こういう決定はもちろん現場レベルでは下りない。上から内々に、しかし
異論は一切認めない絶対命令として降ってくる。これは日本の会社、
アメリカの会社関係ない。だからこういうことが起きるのは絶対
トップダウンであり、トップがこういう判断をしたのは間違いなく
強い内外圧によるものを想像できる。
いくつかの違う業界がこのような不正会計をして、発覚したのは何か
因果を感じる。たまたまとは思えない。今まで許されてきたのが急に
だめな根拠があるのでは。それは何か?推測するに実はアメリカも
本格的な不況の波が来ているんだと思う。
先週グリーンスパン議長が強気の経済楽観論を展開し、日本政府も
それを追認するような発言を行った。はたしてそうだろうか?
ここ3年の大学の授業料値上げを見ていると、伸びざかりのはずの
州の税収が落ち込んでいるのがよくわかる。また学生の就職などの
話を聞いていると、ちょっと前まで好況だったとは思えない。政府の
対テロ対策は愛国心をあおり、無職の若者に従軍させて失業率の
急激な低下を防いでいるだけのように写る。アメリカ版経済バブルに
酔っていたアメリカ人は夢からまだ覚めようとせず、ブッシュが提唱
する強いアメリカの中で夢の続きを見ようとしてるのではないか?
その証拠に元々保守色が強いここ南部で保守系の議員の力が明らかに
増している。その例として職員98%が就任に反対したある候補を、彼ら
の意見を無視するかのようにUSMの学長に添えた。(これが大問題に
ならず仕方ないと受け入れる所が、民主主義の発達していない
ミシシッピらしさだと思うが。)その学長とは白人が優位であった古き
良きアメリカを支持する、議会が送った典型的な保守系の人間なのだ。
全くとはいわないが、日本でバブルがはじけたときに似ていないか?
まだ、まだ、と現実を受け入れず、無理しているうちに取り返しが
つかなくなる。これは10年後、20年後に歴史が判断すると思うが、
2002年はアメリカでバブルがはじけた年となるのではないか。
やはり過去の歴史がそうだったように、歴史は繰り返されるのである。
えー今日は経済全くド素人の、トレーナー見習がお届けしました。
2002年07月21日(日) |
WorldCom破産に関して、利用者の感想 |
WorldComが会社破産法を申請したとのこと。あぁやっぱりという感じ。
ものすごいしつこい勧誘の電話をかけてくるわ、カスタマーサービス
は最悪だわということで、こっちではずいぶんと評判が悪かった。こう
いうことがあっただけに、そうせざるえなかったのでしょう。
一時期は一世を風靡した長距離電話も、IP電話の台頭で終わったと
いう話は今に始まった話じゃない。日本だって昔、新電電として出て
きた長距離会社は本業で全く利益が出ず、系列の携帯電話事業を傘下に
収めて会計上体裁を保ってるけど、あのままだったら同じ目にあってた
でしょう。
Worldcomだって一時期積極的に他社を買収して事業を広げ、収益体質を
変えようとしたけど、結局は先を読む目と時代の流れに勝てなかったのね。
ところである記事によると過剰な設備投資が裏目に、って書いてありま
した。でも自前で通信網を持つのはお金がかかること。鉄塔、交換機、
それを制御するコンピュータ、維持費、一体書いてる記者はいくらか
かるか知ってるのかね?単純に絶対額だけを比較したら他業界に比べて
圧倒的に高いのは当たり前。それよりも心配なのはアメリカ以上に
サービス水準に厳しく、NTTにやさしい電気通信法を掲げる日本。
第2のWorldComが出てこないかと心配。ベンチャーの起業を推進してる
ように見せても、逆に奮闘してる会社をつぶしてるのは政府、それと
郵政族議員あんただよ。NTT株を政府がかなり持ってるから株価を下げら
れないのはわからないでもないけど、そんなことしてたらいつまでも
日本は不況からも脱せず、世界から取り残されるよ。今でも不況なのに、
なんでまたアメリカの株価下落でさらに株が下がるんだ?
下がるところまで下がったんじゃないのか?
えー、今回は元、新電電担当営業がお客様の声を、この場を借りて
お届けしました。
そういえばうちの長距離WorldComだった。まだ無料通話カード残って
るけどどうなっちゃうんだろう。
ここ2,3日話題にしてきたペーパーもようやく無事終えました。
どうにか1日遅れで提出。実際は今日もあと1時間ほどだった
から危なかった。1日遅れるごとに5点減点だから2日だと10点。
これは無条件でAがなくなることを意味する。でも夜11時提出
って認められるのであろうか。
でも提出時間も指定はされていたけど、どの時間帯か書いてなかった
もんね。東部時間か、中部時間、山岳時間、はたまたハワイ時間。
アメリカはいくつも時間帯があるし、夏休みだから他の土地に
いても不思議はない。「こんなの通じるわけないじゃん」って
思ってるそこのあなた。こんな理不尽な言い訳が通るわけないと
思ってるでしょ?でもアメリカ人の言い訳ってこんなレベルだよ。
「ちゃんと書いてないほうが悪い」と逆に切れる。でこれが通って
しまうんだな。もっとも今回のぼくの場合、どの時間帯でも19日
に間に合わなかったから、もともとだめなんだけど。
土曜日だというのに、また一日中机にかじりついて、今日が終わろう
としている。気づいたらご飯今日まともに食べてなかったので、
今ごろご飯炊いて少し何か食べようと思ってる。
なんか学生してるって感じぃ。
久しぶりに、といってもそれに近いことはよくするが
昨日から今日にかけて完全徹夜をした。今日の5時まで
に提出するペーパーを書くためである。
英語を読むのが遅いぼくにとって最低20個の文献を
referenceに入れるのはきつい。ましてや最低8ページ
だ。内容が内容だけに、知識もなくうまくかけない。
結論を先にいうと、現在朝0時40分の時点で出せてない。
そう、締め切りに間に合わなかったのだ。昼間は働いて
いるので時間がとれなかったのもあるが、とにかく出せ
なかったことは確か。まずい。
今日も書き終えるまでは寝れないだろう。あぁ、こんな
の久しぶり。
今年の夏学期はよくぼくを鍛えてくれる。
2002年07月18日(木) |
アメリカ人が意味するボランティア |
このネタは昔書いたかも知れない。でも最近つくづく「またかよ」
ということが多く続いているので、重なっているかも知れないが
書いておこうと思う。
ボランティアというと日本にいるときはアメリカにおけるそれが
よく紹介されていたが、あの紹介され方は全くでもって誤りと
思って差し支えない。ボランティアというと彼らの美徳そのもの
であるように聞こえるが、実際は非常にどろどろしてる。
大学生でいうボランティアというのは、外面を気にしているのと
就職活動のためにレジュメに書くためだ。他人を思いやって
無償で協力を申し出たり、行動することとは訳が違う。彼らは
基本的に見返りがなければ、全く動かない。まして自分の責任
範囲外であれば、例え自分が暇暇であろうとも絶対に手伝わない。
あれ、珍しく手伝ってくれる、というときはかならず上の人間、
もしくは周りに人間がいて、その行動を見て自分の評価があがる
ときのみである。もしくはTVカメラでも動いる時に限られる。
だから非常にいやらしいし、こんな奴らと仕事してるのかと
思うと心からむかつく。
会社にいるとき、お客さんに「サービス」と言う言葉を説明するの
にずいぶんと苦労をした。外資系の会社にいたせいか「サービス」
とはお金を出していただき、その対価として何を提供するかであり、
日本で俗に言う「サービスしておきますよ」とは全く異なったためだ。
思うに日本語でいうサービスは英語のボランティアに近いかも知れない。
というのも金銭のやりとりはないけど、行動と引き換えに将来の見返り
を期待するからだ。
昔、中学、高校等でボランティアを必須にすると聞いて、なんでボランティア
が必須なんだ?と矛盾を感じたことがあるが、なるほど日本語のボランティア
も英語に近くなったのか、と今理解した。しかしながら本来(の意味であろう)
voluntaryと言う言葉はもう存在しないのだろうか、それともぼくの根本的
な意味のとり違いなのだろうか?
2002年07月17日(水) |
頭のいい実験マウスの話 |
今日もカフェインについて文献を読み漁る。そうはいっても
締め切りが金曜日だから、少しずつ書き始めた。でもこんな
ペースで終わるんだろうか。明日は寝れないなぁと今から
思う。
こんなのを書いてもつまらないので、ねずみの話を。昨日
実験の対象をsampleといったが、これは通常人間には
当てはまらない。人間に対してはsubjectを使う。なので
今読んでる文献では人が対象が多いので通常subjectと
なる。ところが読んでいてたまにsampleにお目にかかる。
それらはねずみくん(マウス)たちだ。
ねずみの方が遺伝的にの行動的にもコントロールしやすいため
サンプル同士で誤差を小さく出来、非常に扱いやすい。また
大胆な実験も出来るので重宝される。もっともこれらの結果
が人間に当てはまるとは必ずしもいえないんだけど。
で、ちょっと前の話になるが授業でもねずみで実験をした
文献を読み、ディスカッションになった。この実験では
生まれて3週間のねずみに泳がせ(彼らは泳げる)、カフェイン
を処方したのとしてないのを比べて、その効果を調べるもの
であった。実験の内容は割愛するが、面白かったのは実験装置。
読んでいて気にもとめなかったが、プールは隅が丸いような
bowlのようなものがいいらしい。何故か?隅が直角だとねずみ
は泳がせていても、隅に行って両方の平面に手を伸ばし、実験中
に休むことを覚えるらしい。なんてかしこいんだ。
で授業中、ねずみがかどっこで休んでいる風景を想像したら
おかしくて笑ってしまった。なんかかわいくて憎めないでしょ。
2002年07月16日(火) |
カフェインとダイエット効果 |
今日はトレーニングルームで働く必要がないので実質オフ。
今週末の提出するペーパーの文献読みに精を出す。とは
言ってもやっぱり魔がさしてはビデオを見、今日やらなく
てもいい宿題に手を出した。結果的にはその宿題を終える
ことが出来てメイルにて提出も出来たので、全く一日を
無駄にしたわけではないけど。
ペーパーの大きなテーマはカフェインだ。そのいろんな効果を
追っていろいろと文献を読みあさっている。でもいまいち
これだっていう文献が見つからないんだよね。化学の実験と
違い人間が対象の実験をこなすから、圧倒的にサンプルに
乏しく、結果「仮定は棄却されました」みたいな文献が多い。
化学と比べ再現性に乏しいのが多いので判断に苦労するし、
正直「こんなんで発表するな」というのもある。逆にいえば
ぼくの感覚がこっちの世界の感覚と違うのも知れない。これ
がいい方向に出るといいけど。
もうちょっと内容を吟味すると、カフェインが運動中脂肪を
どうやって選択的に燃焼するか、を探ってみたい。もっとも
一般にもこの問いに対して結論が出ていないので、どこまで
わかっているかをレビューするだけだけど。
もしぼくがこのメカニズムを解明して、有効な製品を発表したら
お金持ちになったりして。題して「カフェインダイエット」。
うーん、ありえない。
蛇足ですが、2年半まえぐらいに同様な製品で「バーム」という
のがあったと記憶するけど、それを実証するデータに出会わない
のは何故?ローヤルゼリーかなんかを使ってるはずなんだよね。
高木ブーの「ばばんばばんば、バーム」って宣伝が印象的だった
けど、今でも売ってるのかな?知ってる人教えてください。
2002年07月15日(月) |
日記をつけ始めて気づいたら1年 |
さっきちょっと昔の日記をチェックしていたら、ここで日記を
つけ始めてから7月1日で一年を経過してました。いやぁ、よく
続けてるなぁと自分に感心する次第。それ以上に気長に見てくれ
ている人がいるのも励みになっている。ここ最近、延べ人数だけど
2桁に届いているしね。もちろん一緒に日記を書いている友達も
励みになるよ。あっちが書いたんだからこっちも書こうみたいな。
こんなの小学校以来。
でも日本にいて日記を書いてるって友達に普通に言ったら、「えっ?」
って思われるだろうな。どこかのオタクか、文学少年か。今アメリカに
いるから書いてるのであって、それが終わったらきっと書かない気がする。
そもそも書き始めた動機の一つとして、ほとんどひとりぼっちのアメリカ
で、犯罪に巻き込まれたときの資料提供だから。これだけ書いてれば、
少しは手がかりも出てくるでしょうに。
もっとも無事に今日まで日記を書いていることに感謝しなきゃ。学部
卒業まで1年をきったし、このまま無事に日記が続くことを祈ろう。
自分の怠慢の方が強敵だけど。
2002年07月14日(日) |
勉強しなきゃいけない日に限って。。。 |
きっと誰でもそうであろうが、勉強しなきゃいけない、って
日に限って、余計なことをしてしまうことが多い。まさに
昨日、今日がそうだ。
ぼくの家には以前ハティスバーグにいた友人がおいていって
くれたビデオがたくさんある。今日帰る予定の友達もおいて
いってくれた。もともと日本にいたときは、ドラマのたぐい
を一切見なかった。理由は簡単、そんな時間に家にいなかった
のだ。自慢じゃないが日本にいようがいまいが、歌謡曲及び、
TVネタ特にドラマ系はめっぽう弱かった。
従ってこっちに来ても折角ビデオがあるのに、全くといって
いいほどそれらを見たことがなかった。やはり興味がわかない
のである。と、こ、ろ、が、こういうときに限って興味本意で
ビデオをデッキにいれて見てしまうから困ったもの。
ドラマというのは一度見始めると止まらない。しかも「これって
どうなるの?」ってところでうまいところ製作側が次回のお楽しみ
にしてしまう。好きな人は毎週楽しみにするのもうなずける。
気づいたら6回分、すべて見ていた。あぁ、時間がないのに。
まだまだそのドラマの続きはあるが、今日はもう絶対見ない。
これは決意表明。でも明日は、明日だけど。
2002年07月13日(土) |
留学生のため息、夏学期編 |
今日は土曜日だけど、遊びに行く余裕はない。なんて休日だと
思うけど、夏学期なのと、大学院生になってしかもフルタイム
で授業をとってることを考えると仕方ない。本当はのんびり
した夏を過ごすはずだったのに。
図書館で文献をひたすら拾う。昨日HPにUPしたHPR833の授業で
まだペーパーが残っているのだ。最低20個の文献を参照しなく
ちゃいけないのに、まだ2つしか読んでない。拾っている文献
も10個程度。やばい。しかも締め切りは来週の金曜日。どうしよ。
なーんていいながら集中できないので、今日記書いてるんだけど、
事態は相当やばいと思ってる。来週の水曜とかは、ひさんだろう
なぁと思いつつ、そのときはそのときと思う。今だってやってる
けど、結局はそうなるもんね。もっと早くから始めればって
思ってても、今年の夏は本当に忙しくてそれどころじゃなかった。
他だって課題がたまりまくって、一つの授業はもしかして初めての
F?って恐怖におびえてるのに。
ちょっとした愚痴でした。いつになったらのんびり出来るでしょ。
あっ、これ昨日の日記と矛盾するって考える人もいるけど、そう
じゃないよ、会社にいたときの方がはるかにきつい。だって
やらなくても成績が悪くなるだけで、誰にも迷惑かけないもんね。
重みが違う。
昔は他人のことを気にしなかったが、最近他人のHPを覗くように
なった。どんなHPかというと、アメリカでいわゆるストリングス
コーチやアスレティックトレーナーを目指している人やなって
働いている人。自分がなろうとしてる職業と同じ、もしくは近い
からが理由だ。しかし残念なことに、(もっともこれはこれらの
職業を目指している、ついている人だけではないんだろうけど)
あまりにも世間知らずが多い。
個人的な意見として、みんな日本で他の業界の仕事をしたことが
ないからだろうなぁって思うけど、自分らは時間がなく、こきつ
かわれているのに給料が安いと思っている。これは大きな間違いだ。
他の業種を見たほうがいい。はるかにプレッシャーがかかって
もっと安い給料で、ほとんど朝早くから夜遅くまで、休みなく
働いている人たちがいる。
しかも彼らは自分でビジネスを展開し、お金を持ってきている。
上にあげた職業の人は自分でお金を持って来れますか?誰のお陰
でご飯が食べられるのですか?良く考えて欲しい。それとこれは
助言だけど、理由はどうであれこれから目指している人にあまり
勘違いしてるとか、仕事がきついとか言わないほうがいいよ。
頼まれてもいないのに、貴方達の価値観を押しつけるのはどうか
と考えるよ。そんなのあとでわかることじゃん。少なくとも
おれは前の職よりはるかに楽と思うし、給料少ないのも飲むし、
それでもなる価値はあるとがんばってるよ。
自分が身をおこうとしている世界で、あまりにも常識とビジネス
センスが欠けているいる人が多いのには、わかっていてもびっくり
させられる。逆にそれは、後発組みの僕にもまだまだチャンスが
あると考えてるけどね。
2002年07月11日(木) |
トレーニングルームの引越し |
今日は朝走りこみにつきあったあと、その足ですぐにトレーニング
ルームの引越しに担ぎ出された。日本にいる感覚だと、荷物まとめ
て、あとは業者に任せてって思ってたけど、なんとこんな大きな
引越しもすべて自前。大きなトラックを借り、箱から箱を自分で
トラックに詰めていく。学生の引越しならまだしも、学校の公な
引越しで自前とは信じられん。冷静に考えれば業務が全くストップ
してしまうのに。
それでも9時から税金のことでそのオフィスの人の人とアポイント
があったので、途中で抜けた。で午後にそこに戻ると、まだまだ
箱があった。正直、正気とは思えない。
でようやく荷を詰めて、数百メートル先の新しい建物に移動。
あぁ今度は荷降ろしか、とため息をついていると、とんで火に入る
夏の虫、フットボール選手が新しいトレーニングルーム横の野原で
自主練にやってきた。普段世話している(世話してやっている?)
トレーナーの御願いを断るはずがない。渋々とながらも手伝って
くれ、あっという間に荷降ろしは完了した。
新しいトレーニングルームは思って頼りは小さい。他の大きな大学の
それを見てきたせいか、やっぱりUSMはこの程度の規模でいいんだと
納得する。それでも日本でこんなの見たことないけどね。今度は
リハビリ用のプールもあるし、リハビリ専用のスペースもあるし、
慣れたらやっぱりいいと思うんでしょ。ただ何より喜んでいたのは
個人のオフィスがもらえる(今は共用している部分がある)トレーニング
ルームスタッフでした。珍しく5時を過ぎても荷物の整理をしていた。
5時を過ぎてもみんないるのは、本当に珍しい。
2002年07月10日(水) |
気温100度、もちろん華氏で |
今日は新しいトレーニングルームへ引越しのはずだったが、何故か
明日に延期になったいた。でもほとんどのものを箱に詰めてしまった
し、製氷機も電源落としてるし、そもそも部屋が箱だらけで選手が
治療に来ても、何も出来ない。まさに開店休業状態。
そんなおりヘッドトレーナーからある選手を病院に連れて行って
欲しい、と頼まれた。あぁ、今日はそのくらいしかないなぁと
思って引き受けて、その選手と病院に向かった。途中、うちの
大学の電光掲示板があり、そこでは大学のイベント案内が流されて
いる。その途中で今の気温が表示されるのが常だ。
「おいしゅういち、見ろよ掲示板」「なんで?」「今100度だ」
「え、そんなに暑いの今日?」
100度といっても華氏だからピンと来ない人もいるだろうが、
摂氏に直すと約37.8℃。体温より暑い。となりでは「暑いぃー」
といってる。フロリダ出身のくせに。
なんだか久しぶりに100Fを見た気がする。本格的な夏が来たようだ。
先週末から薬理学の宿題ばかりしてる。
オンラインのコースで、授業に出ないくていいが、
提出するものが多くて、逆に大変。しかも自分で
テキストを全部読まなきゃいけない。
テキストを読んでも???英語のせいもあるし、
特に知らない単語が多いせいもあるだろう。
でも日本語で読んでも、全部理解出来るとは
到底思えない。(だってきっと薬品名なんて
ただ単にカタカナになってるだけだろうから)
それにオンラインのコースが出来てまだ時間がたって
いないためか、HPの体裁がえらく悪く使いづらい。
これははっきり申し立てておく必要あり。プリントアウト
して使えっていってもそういう風に構成してないし、
ナビのガイドは、うまく行ってないし、素人のページ
以下だよ。もう少し考えて欲しいと思う。
とにかくあせるばかりで進まない。早くしないと。
締め切りはすぐちゃったというのに。
今日もいつも通り朝早くおきて選手の走りこみにつきあい。
それから、家に帰って食事。いつのまにか昼ね。お昼過ぎに
おきて、プログラムディレクタ-のところに行ってWebサイト
を出来たところまで見せた。変更を希望する点を聞いたが、
ただ単にweb作成に関する無知さから来るものがほとんどで、
基本的にすべて説明して却下した。彼のサイト作りのイメージ
は10年前のままだ。
なので違うことを。昨日は久しぶりに日本食らしいものを食べた。
きちんとご飯をたき、麻婆豆腐を作り(といっても麻婆の素みたい
なのがあったので、豆腐入れて混ぜただけだが)味噌汁も作った。
後何か一品と思ったけど、これとキムチもあったのでやめた。
いやぁ、ご飯はおいしいね。最近忙しくてパン食が多かった
けどご飯はやっぱりいいや。
忙しくてもきちんとご飯を食べたいなぁと思った次第である。
今日はヘッドトレーナーとゴルフ行く予定だったんに、連絡が
こなかった。ま、忙しかったんだろうと深く考えない。あまり
アメリカ人に大きな期待をしないことが、ここらで生きていく
術だ。
そうでなくても勉強しなくちゃいけないので、集中力はいまいち
だったけど、やった。やっぱり進まなかったなぁ。
で夜TVでオースティンパワーズをやっていたので、食事中
ちょっと観た。くだらなくてあんまり笑えない。でも昔行った
イギリスの風景が懐かしかった。また行こう。
さて本題で今日は本の紹介。これは日本に帰国する前に見つけて
親に買っておいてもらい、読み終わらなかったのでこっちに
持ってきた。タイトルは「エレガントな宇宙」(草思社)。内容
はというと現代物理学の最先端で、4つの力を1つの理論で統一
することに挑戦する超ひも理論の話。といってもみんなわからない
だろうな。もちろんおれもよくわからない。
でもわからない話でも日本語なら読む気になれるんだよね。内容が
わからなくても、人間ってものすごいこと考えてるんだなぁという
ことはわかる。一般相対性理論や量子力学ですらよくわからないけど、
それでもこの本はぼんやりしたイメージを与えてくれる。なんか
少し頭がよくなった感じ。
数学の話だけど、数年前フェルマーの定理がDr.ワイルズによって
証明されたとき、それらの解説本を読んだ。一切の難しい式は抜き。
ただ大筋を追った。そしてほんのひとかけらだろうけど、その証明を
理解した(つもりになった?)。で感想。自然というのはなんと
合理的でシンプルで美しいんだろう。アメリカ人が信仰するような神
の存在は否定するが、自然を創造したであろう神の存在は疑いようの
ない。でなければ誰がこんな美しい規律を創造したのであろうか。
この本のタイトルにある「エレガント」というのはまさに自然法則
を形容する言葉として最適であるように思う。これは今勉強してる
人間の身体についても同じ形容詞が使える。
もしこの日記を読んでくれてる方でこれから大学に行って理科系に
進もうとしてる人がいたら、ここで何故「エレガント」という形容詞
を使うか将来わかると思います。それがわからなかったら、本質的に
勉強しなかったか、美的センスが欠けてるかのどちらかです。成績が
いい悪い、頭がいい悪いには全く関係ありません。
とちょっと自分に酔った文章になったけど、この本をすべて理解でき
ないのにはかわりありません。日本版を買ったのは英語で読んだら
さらにわからないと思ったから。何を隠そう「寝る前に読む本」と
紹介したのは、これを読み始めれば5ページもしないうちに眠気が
襲ってくるから。不眠症の方、お奨めします。
2002年07月06日(土) |
HPのメイン画面の変更 |
今日はほとんど勉強してたけど、そんなこと書いても面白くも
なんともないので、HP作成の話。
今自分の学科のHP作成を依頼していて、時間を見つけてはそれ
を作っている。本当はそんな時間ないんだけど、いい気分転換
と思ってやってる。もっとも気づくとそっちは集中できるらしく、
ものすごく時間がたっていてびっくりする。やばい。
自分のHPとは違い、学科の公式HPなので少しはかっこよくしたい
と思い、ちょっと凝ったものにしている。もっとも自分の知識
のなさで、何度も足踏みをしているが、今日は友人の助言により
今まで考えていたことがようやく一つ達成できた。その成果は
自分のHPでも少し出ているので、見てもらえればすぐにわかる
でしょう。
この場を借りて、あらためて田村さんに感謝します。ものすごい
早くて、わかりやすいアドバイスありがとうございました。
P.S. 彼のHPは私のHPのLinksから行くことが出来ます。
みなさんに一度は覗いて見ることをお奨めします。
2002年07月05日(金) |
ミシシッピのゴルフ場事情 |
今日は特に何もなくだらだらすごしたので、昨日の話を。
4連休の始めの日、今日ぐらいはゆっくり好きなことしないと
と思い、ゴルフを思い立つ。帰国したとき1回ゴルフしたけど
アメリカでゴルフをしたのはいつの日か?というぐらいゴルフ
をしてない。これはぼくにとっては異変だ。Van Hookで
メンバー認証のシステムを導入されたのが痛い。
そういえば前からヨハンがやりたいと言っていたので、誘って
みると二つ返事でOK。二人で打ちっぱなしに行くことにする。
いつものTimbertonの前にある無人打ちっぱなし場に行く。
行ってみるとなんとボール販売機は撤去され、ただの野原に
なっていた。ショック。二人は襟のあるシャツを着ていない
のでTimbertonには入れない。
ヨハンは今までコースを回ったことがない。あまり球を打った
こともないという。しかしスポーツはそこそこやっている。
えぃ面倒くさい、いきなりコースに連れて行ってしまえと思いつく。
ヨハンも「しゅういちに迷惑がかからないのならやりたい」と
いうので、安いHilldaleのゴルフ場に向かう。それにしても
人の迷惑を考えるなんてすっかり日本人だ。
59を南に下り、Hilldaleへ。いつものクラブハウスに行くと
人影がない。ちゃりんこに乗ったガキが「クラブハウスは
あっちに移ったよ」と教えてくれる。言われたとおりそこに
行って、出てきたお姉ちゃんにゴルフしたいこと伝えると、
なんとハーフで20ドル要求する。ちょっと待て、ちょっと前
までは学生料金で5ドルで出来たはずだ、というと所有権を
こっちの家が買い取り、値上げしたとのこと。それにしても
上げすぎじゃないか?とヨハンと顔をしかめる。悲しいことに
ここでも良心あるゴルフ場のオーナーが消えた。いつも草の
手入れをしていた人懐っこいおじいちゃん。今は何をしてるん
だろう。
しかしここであきらめない。隣のゴルフ場に行ってみる。
少しは安いかも知れない。ここは10ドルだという。
もともと5ドルの予算だったからだめかな、と思ったらヨハン
からOKが出た。なんだヨハン無茶苦茶やる気じゃんと思う。
カートはヨハンに運転させた。カートの運転は初めてだという。
本人はゴルフ出来る喜びと、カートの運転にまんざらでない。
1番ホールに行く前に練習グリーンでパットとアプローチを
練習する。全く球を触らないでいきなり打つよりいいだろうと
いうおれの親心だ。
でそれからハーフだけだけどヨハンとゴルフした。初めてという
割には球にあたって、球もなくさなかった。コースが比較的短い
のもあって長いクラブを使わずにすんだのも幸いした。ぼくは
久しぶりに自分のクラブの感触を確かめたけど、その割には
それほど悪くなかった。日本で使ってたクラブより、アメリカで
150ドルで購入したクラブのほうが自分にしっくり来るのを実感する。
それにしても今日2つのゴルフ施設がなくなる、もしくは転売される
目にあった。やっぱりミシシッピにも賃上げの並が来ているのだろうか。
注:ヨハンを知らない人へ
ヨハン(Johan)はスウェーデン出身でコンピュータサイエンス専攻の
留学生。日本人とのつきあい長く、日本へ旅行の経験もあり。日本人の
いい加減英語、少々の日本語及び日本の習慣を理解し、彼と一緒にいても
外国人といる気がしない。噂ではもう半分日本人になりかけているとのこと。
2002年07月04日(木) |
NYホットドッグ選手権 |
まずお知らせ、indexで速報したようにNYのホットドッグ
選手権で日本人が3年連続優勝しました。2年続けて小林君
が12分間に50個半のホットドッグを食べてタイトルを守った
のです。2位が28個だったから、今年も圧勝でした。
ぼくはこれをたまたまニュースの中でライブで観ました。
解説が面白くて、
「やっぱり独立記念日にテロリストがやってきました。
彼はアフガニスタンでもイラクでも北朝鮮からでもない、
日本からのテロリストです。彼は2年連続で優勝を日本に
持ち去ろうとしてます。恐らくアメリカは3年連続して
(アメリカの食文化の)象徴であるホットドッグの早食い
のタイトルを日本に明渡すことになります。」
(スタジオにいる女性アナウンサーが「アメリカは対策を
変えたほうがいいのでは。つまり大きな人でなくて
彼のようにもっと痩せた人のがいいのでは」という問いに)
「それは現実的にはありえません。彼の胃の中は想像を超えて
います。逆にアメリカとしては医師会が総力をあげて彼の
胃の中調査する必要があります。」
ほか何を言っていたか忘れたけど、とにかく面白かった。
これでまたこれを観ていたアメリカ人の友達は聞くだろう。
「なんで日本人はあんなに早くたくさんのホットドッグを
食べられるんだ?」
2002年07月03日(水) |
アメリカ人のあがりの早さ |
明日はアメリカの独立記念日で、学校は週末4連休となる。
夏学期でこの連休は大きい。しかも前回のブレイクに
一時帰国し、休む暇なく授業が始まり、またダラスに
行ったりガキんちょキャンプに参加したり、とことごとく
週末をつぶしてきた自分にとってありがたい限りである。
今日は一つテストがあって受けた。オンラインの授業のため
まったく勉強しておらずかなりやばい状況だったが、論述
式だったため、昔の知識で一応すべて埋めてきた。内容は
リサーチの仕方なんだけど、いちいちこういうことを授業
にして教えるのはアメリカらしい一方で、こんな授業必要
あるのか、自分の経験で覚えればいいじゃん、と首もかしげ
たくなる。
さて本題だが、午後はいつも通りトレーニングルームで働いた。
タオルがたまっていたので洗濯し、今後のために大きな袋に
氷をつめて冷凍庫に保存する作業をした。(注:夏、特に
フットボール部が一日2回練習するときに大量に氷を使い、
毎日の使用量が製氷機の造れる量を上回ってしまう。そのため
に氷の貯蓄が必要になる。)
3時を回ったところで、みんな帰り支度してるのに気づいた。
確かにもともと水曜日には選手にとってオフの日でトレーニング
ルームを訪れる人数は減る。さらに4連休となれば、みんな家に
帰ってしまう。学期も暇な夏だけど、それでも名目上5時まで
は開いていることになっている。そんなことを考えていると
ヘッドトレーナーから「今日はあがっていいよ」という声が
かかった。えっ、まだ3時だよ、と思いつつ「洗濯が終わった
らそうします」と答えた。アメリカ人だったら乾燥機にほった
らかしのまま帰ってしまうだろうが、そこはぼくは日本人。
きちんと仕事を終えて帰ることにする。
そもそも休日前のアメリカ人のあがりは早い。普段でも5時ちょっと
すぎになるとほとんどの人がいなくなるが、休日前は完全にいなく
なる。もっと正確に言えば、午後に入るとあがりムードになり
開店休業状態に入る。日本と比べて休日が半日早い感じだ。
2002年07月02日(火) |
Football Camp 3日目 |
フットボールキャンプも最終日となった。この激務から
開放されるとなると、自分も非常にうれしい。ただ
簡単には終わらせてくれないようだ。なぜかというと
今日はパートナーが家に帰ってしまい、代わりが見つから
なかったため、一人で仕事する時間が多いからだ。
なので朝も食事をほどほどに、支度をする。まずは小学生
フィールド用、そしてスタジアムと練習場に必要なものを
そろえていく。
それでも8時半に助っ人がきてくれるはずだったが、こない。
パートナーが連絡しておいたはずだけど、一応助っ人に確認
の電話をする。案の定全く伝わっていない。寝ていた。それ
でもお願いすると9時に来てくれるという。彼には悪かった
けど助かった。
でどうにか9時40分開始の練習に間に合った。でもここからも
相変わらず大変で、一人で100人の子供の水を供給するのは
無理がある。毎度のこと疲れた。
練習も終わりに近づくと、地元TV局が取材に来ていた。いろ
んな撮影をしていたが、ひょんと自分のところに近づき
インタビューさせて欲しいという。「えっ?」。ちょっと
びっくり。アメリカに来て3度目のTV出演、しかも単独
インタビューかと緊張する。「で内容は?」と聞くと「夏場
の運動にはどのように水分を補給させているか教えて欲しい」
とのこと。ちょっと待てよ、かなり学術的な話じゃないか。
確か水分は1時間に600ml補給する必要があり、20分おきに
200mlずつ補給するのが理想、と授業でやったが人手が足りず
今ここにそんな環境はない。じゃのどが渇いたときにはそこに
水があるように、と考えたがのどが渇いたときにはすでに遅く、
のどが渇く前に水を飲ませろって習ったことが頭をよぎる。
ぎゃ-、理想と現実はかけ離れすぎているとパニくる。そこで
思わず「先に片付けしてもいいですか」と言い、問題を先延ばし
にすることにした。ふぅー。
ボトルを片付けながらいろんなことを頭で考えた。んーなんて
言おう。TVに写る以上変な嘘はいえない。しかも記憶も不確か
だし。どーしよー。
で結局、英語が苦手なのではずかしいということで取材を遠慮
してもらうことにし、仕事姿だけとってもらった。後から考える
とそれほど正確に言うほどのことでもなかったのにぃ、思うも
時すでに遅し。あぁ、意気地なし、と自分が自己嫌悪。単独
インタビューは次回への持ち越しとなったしまった。
2002年07月01日(月) |
Football Camp 2日目 |
今日は学生トレーナーとして最悪の日だった。
まず練習が1日に3回ある。これは一日に3回、水やら氷、
救急用具などを改めて点検して3箇所に配置することを意味する。
ちびっこが練習する遅くとも1時間半前にはトレーニングルーム
に戻り準備を始めるから、準備だけで最低4時間半かかることに
なる。
そして暑い。heat indexは間違いなく100を超えていただろう。
2人しかトレーナーはいないのに、3箇所で400人ものちびっこ
を扱う。どう考えても満足に水を供給出来ない。練習中は彼ら
の練習風景を見るどころか、自分が満足に水を飲む時間すらなかった。
各場所でボトルの中身を確認しては、水補給場に持ち帰り、氷、水
を補給して元の場所においていった。どんなに補給してもすぐに
消費されてしまい、きりがなかった。どう考えても絶対的な人数が
足りない。選手の「水をくれ」サインがあちこちから来ても、すぐ
にはすべてに答えられなかった。正直これでよく誰もぶっ倒れな
かったと思う。
で練習後、パートナーが帰ってしまうため学生トレーナーは一人に。
一人でやることを想定して明日の準備で今日出来ることをやったため
に一日の最後の練習後もかなりの時間トレーニングルームにいたが、
部屋に戻ると今度は怪我人の行列。みんなおれを待っていたという。
おいおい、シャワーぐらい浴びさせてくれと思いつつもコーチを
含め催促の嵐。仕方なく一人一人部屋に入れ、話を聞くと全く
たいしたことはない。コーチ少しは考えろといいたくなる。トレーナー
やらチームドクターなど制度が揃いすぎると個人で考える力を失って
しまうのか、それとも自分は責任を負いたくないから判断を避けるか、
どちらにせよまるで赤ん坊のお守のようだ。
結局朝の走りこみにも出たので、5時15分に部屋を出た後、10時まで
部屋に戻らず、食事以外は休む暇もなく、次の日の1時まで選手の
ケアにあけくれた。これはどう考えても尋常じゃないでしょ?
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