2015年6月29日(月) |
フォアローゼス蒸留所、見学 |
バーボントレイル第4弾、今回はフォアローゼスの蒸留所に行ってきました。
Four Roses(バーボントレイルのサイト)
Four Roses(会社のサイト)
フォアローゼス(キリンによる日本語のサイト、写真による蒸留所案内もある)
ルイビルからは1時間程度の距離でした。まずはビジターセンターでツアーチケットを購入。ここは1時間ごと(日曜日は12時、1時、2時、3時の4回)の出発で、一人5ドルとお得。
まずはメディアルームに通されて、動画による説明を受けました。こうやって概略を最初に聞くのもいいと思いました。
その後、ガイドのお兄さんが追加の説明。実はフォアローゼスはキリンビール傘下であることが判明。キリンの方、知らなくて失礼しました。でもこのガイドのお兄さんが、アメリカで作っているのに日本でしか飲めないバーボンがある、と嘆いてたよ。
さて早速ツアーの開始です。最初、樽につめてトラックで運ぶところに連れて行かれ、その後メインの建物に入りました。
この建物の前にある噴水にはお約束のライムストーンによる鉄分がなくカルシウムを豊富に含んだきれいな水があふれていましたが、そこには金魚がいました。これも日本風でしょうか?
蒸留所めぐりも4箇所目となると、施設そのものに目新しいものはないのですが、ここはさすがキリン資本、説明に日本語がありました。ヘッドフォンを貸してくれて、ガイドさんの話を聞けるのですが、英語が苦手な方はここで日本語で説明を受けられるのはありがたいのではないかと思いました。
そしてヘッドフォンを返却したあと最後にお約束の試飲です。ここではガイドのお兄さんが3種類のバーボンを注いでくれました。アメリカ発売のもので、日本限定のものはやっぱり飲めないとのこと。横に飾ってあるんだけどね、と残念そうなガイドのお兄さん。
ここも飲んだフォアローゼス名入りのグラスをプレゼントしてくれました。
他と比べて5ドルという割安感、グラスのプレゼント、すべてではなくても必要な施設を見れること、そして日本語の説明があるという点でここはお勧めできるかと思います。
でもなんでこのお酒、アメリカ版でもケンタッキーでしか売ってないんだろ?その方がプレミアム感でるのかなぁ?
何気なく今日もまたCNN.comを覗いていたら、興味ある話題が。
Should you see 'Ted 2?' (テッド2をみるべきか?)
パッと見るとアメリカでは今日からこの映画が公開されるようだ。最初の「テッド」は飛行機の中で見た。自分のヒアリングに問題があるのも自覚するが、ジェット機の音でも聴きづらかったので2度ほど見た記憶がある。くだらないが、面白かった。
記事をサッと読むと、今回テッドは子供を欲しがるらしい。そこで訳あってニューイングランドペイトリオッツのプレミアQB、トム・ブレイディの部屋に侵入するが、勿論撃沈する。日本語でどう紹介されるかわからないが、現在判定について法定でも争っている、昨年のAFL地区決勝戦で起きたボールの空気圧を抜いたことに対する、タイムリーなジョークも入っているようだ。
"It does provide the opportunity for a timely joke, obviously added at the last minute, about the quarterback's balls". (本文そのまま)
まぁ筋書きは色々あるけど、たくさん笑える、とのこと。時間を見つけて観に行こうっと。
英語が面倒なので、日本語でトレーラーをどうぞ。
普通のトレーラー(2024年現在利用不可)
R15のトレーラー、トム・ブレイディが見れるのはこっち
CNNをたまたま見ていたら、見覚えのある風景が。サウスカロライナのstate capitolで南部の旗に焦点があっていた。チャールストンの教会であった白人青年による銃乱射に関連し、彼が信条とした白人優位の象徴と受け取れる南軍旗の掲揚をやめるかやめないか、のニュースであった。
そういえばここルイビルでは見てない。でもサウスカロライナにいるときは見かけた。ミシシッピにいるときは個人の家や車のプレートでもっと見かけた。
そもそも南軍旗が人種差別の象徴とされるようになったのは、以下の記事を参照されたい。
南軍旗はなぜ「黒人差別の象徴」になったのか?
アメリカが人種差別に敏感なのは理解する。特に政治家ではこの分野の失点は即失脚になるから、重要なテーマだ。たとえ心理の根底に白人優位の思想があったとしても、日常、そして業務上それは絶対に出せない、出さない。
ただ時代は変わってきているのも事実。大統領がオバマさんになったのは言うまでもないが、今回舞台になったサウスカロライナ州の知事はインド系アメリカ人の女性。知らなかったルイジアナ州の知事もインド系のアメリカ人だそうだ。そんな人から見れば南軍旗の掲揚なんて百害あって一利なしなんだろう。一方で掲揚を支持する保守白人議員も時代の流れ上、苦渋の決断を迫られるのだろう。
個人的には今回のチャールストンの犯人は極端だっただけで南軍旗を掲揚を支持している人すべてがそうだとは思わないけどな。それとも自分が事実を知らなすぎるだけなんだろうか。
2015年6月16日(火) |
ジムビーム蒸留所、見学、その3 |
再びバスに乗り、最後に訪問した建物は樽を寝かす場所でした。
黒い大きな建物、サティアンみたい。
中に入ると、ここでもツアー用のし掛けがありました。樽の中に入れていてもアルコールが蒸発して、バーボンが減っていくことの説明です。非常にわかりやすい。
1年だと残り90%、2年だと78%、4年だと61%とか、そんな感じ。うら覚えなので、正しい年数ではないかも。ともかく、何年も寝かせるとバーボン減るから、その分高くなるよ、という話。
それでも出口に向かって下のような風情のある写真が取れました。
しかし日本の記事にあるような、例えばブッカーズはこの貯蔵庫、全部で9段あるうちその中の5段目と6段目で熟成させる、と言った話はなかったと思います。あったのかなぁ?
参考記事:Jim Beam meets 山崎 【前半/全2回】
さて最後にテイスティングです。赤い建物に入って行われました。
Tasting roomという文字が見える。
ここでは個々でグラスが配られ、カードが渡されます。ジンビーム社(正確にはサントリー・ビーム社)は何種類もバーボンがあるので、自分が好きそうなものを2つ試飲出来る仕組みなのです。
アメリカにしては珍しいハイテクな機械
自分はアルコール度数が低めで、甘くて飲みやすそうなジムビームメイプルとハニーを試しました。(メイプルは日本未発売)。どちらも甘くて口当たりがよく、おいしかった。ストレートだときついけど、ロックなら飲めそう。他の人は料理にも使える、と言ってました。
ちなみに3つめの試飲にして、ようやくバーボンの後味であるバニラの香りがわかるようになってきました。
Jim Beam Maple
ちなみにここのいい所は最初から氷や、チェイサーとしてのお水が用意されている点です。お酒が弱いものにとっては非常にありがたかった。さらにここで試飲に使用したJim Beamロゴ入りのグラスをお土産として持ち帰ることが出来ました。これは前2回にはなかったもので、非常にお値打ち感あり。このぐらいしてくれないと、ツアー参加料10ドルは高いよな、と悲しいかな飲めないものは正直思ってました。
さらにこの蒸留所のいい所は、セルフガイドツアーがあること。要はツアーに参加しなくてもその辺りを歩いてよく、2つほど展示も見られます。1つ目は原料、2つ目はジムビームのバーボン醸成に使う樽がどうやって作られるか、でした。
1つ目、原料の説明の展示
2つ目ここは説明員もいました。でもすみません、写真ぶれてます。
これまで3つ回ってきたけど、それぞれの蒸留所の良さがありますが展示の質、プレゼンの良さ、そしてお土産の有無でここがあらためて一番よかった感じがします。
以上ジム・ビームの蒸留所めぐりでした。
おまけ:この蒸留所でしか買えないお酒2つ、ギフトショップで購入可能。
2015年6月15日(月) |
ジムビーム蒸留所、見学、その2 |
さていよいよ本物のシステムを見学します。まずは同じ建物で隣にある発酵室から。
発酵している部屋はどこも高温で蒸し蒸ししています。今までの桶とは違い、ここは密封されていました。
戸を開けて中を見せてくれましたが、たまたま発酵1日目のタンクにあたり、覗くと高熱とすごい匂いにさらされました。
ツアー一行は次の施設に向かいます。今度は写真右の黒い高い建物に入ります。
ぞろぞろ歩くツアー客、結構「どこから来たの?」とかお互いしゃべる。
ここでは蒸留過程を管理しています。
実際に働くおじさん、愛想がよかった蒸留過程はモニターのように管理されている。
外にでて涼しい外気にあたった後、ここならでのパフォーマンスです。ボランティアを二人集って実際すでに寝かした樽から栓を取り、バーボンをグラスに入れさせてくれます。
嬉しそうにグラスにバーボンを注ぐおじさん2人
でも樽とグラスだけの方が絵になると思いました。
このツアーでは次に瓶詰めの過程を見学しました。ここでは25ドルのKnob Creekを買うと、また色々とやらせてもらえます。
ボトルを洗って、、、
自分の瓶にバーボンが注がれ、、、
コルクの栓が閉められ、、、
最後はロウで密封され、また割印が施されます。
マイボトルが目の前で密封されるのを喜ぶ、オハイオ州立大出身のおじさん(右)。
この辺りのパフォーマンスは他社の蒸留所ではなかったものです。ロウによる密封はメーカーズマークで体験させてもらえますが、びん詰工程を見れたのはここが初めてでした。
最後に過去に陶器で作られた高級バーボンの瓶を見学しつつ、床に書かれたジム・ビームが世界各国で発売された年を確認しながら、外に出ました。日本ではいつから発売されたかは見つけられず、確認できませんでした。残念。
その3に続く。
2015年6月14日(日) |
ジムビーム蒸留所、見学、その1 |
今日現在、Maker's Mark蒸留所見学ツアーの回を書き終えていませんが、後ほど書き足す予定です。なので、今回はバーボントレイル第3弾、このおじさんで有名な蒸留所に行きました。
サントリーが買収し、ローラのCMでも話題になったジン・ビームです。
Jim Beam(バーボントレイルのサイト)
Jim Beam(会社のサイト、商品案内はこちら)
Jim Beam American Stillhouse(蒸留所のサイト、チケット事前購入はここ)
ジム・ビーム(サントリーの日本語サイト)
ルイビルからの行き方は簡単で、I-65を南に行き出口112で降りたら左折。しばらく走ると左手に見えてきます。Maker's Markとは違い非常にわかりやすかったです。
案内板
案内板に従って左折すると右手にこの建物が見えた。
まずはギフトショップに行って、ツアーチケット($10)を購入しました。
ギフトショップ
ツアーは日曜日の場合、12時から30分ごとの出発ですが、今までの2つの蒸留所と違ってここは混んでいて、45分ほど出発を待ちました。オンラインで事前購入して、出来るのなら時間指定をしたほうがいいかも知れません。
時間になって待ち合わせ場所に行き、バスに乗りました。1グループ30人程度でしょうか。自分が乗り合わせた回もsold outって言っていて、先週なんかは4時間で500人ぐらい来た、と言っていたので繁盛しているんだと思います。
ジムビームのバス
ツアー行程は前2回とほとんど変わらないのですが、ここのいいところはまず前フリ用の小さいシステムを見せて内容を理解させた後、実際の大きなシステムを見学するところです。ツアーガイドの説明(=発音)もはっきりしていて、テクニック的に一番教育されているように感じました。
最初に着いた建物
まず原料の説明を受けてバーボンはやっぱりとうもろこし、ライ麦、モルトで出来ていることを確認。しかしどのような組み合わせで発酵させているかはガイド曰くわからない(おそらく非公表)とのことでした。
挽いた後、湧き水とイースト菌で3日発酵します。発酵時にできるものとして熱、二酸化炭素、アルコール、と言う話でしたが、熱やぶくぶくは1日目に一番出るが、3日目にはかなり落ち着くとのことでした。
その後2度ほど蒸留してアルコールの濃度をあげます。この工程はおそらくどこも同じで、アルコールの沸点が低いのを利用して揮発させた後、上で冷やして液体に戻す、といったことを繰り返すようです。ちなみにここで自分はガイドに質問、フィルターを使って濾過しないの?と聞いたら商品によってする時としない時がある、という答えでした。
こうして純度が上がったアルコールは樽に詰められます。ここではボランティアを一人募集して、実際に樽づめを実演します。
ボランティアを買ってでたおじさん。ちょっとへっぴり腰。
周りで見てた者達はここで樽詰めされている途中のバーボンを指で触り、舐めることが出来ました。ただのアルコール、といった味でおいしいとは思えませんでした。
これで小さいシステムでの説明が終了。ここから実際の大きなシステムを見学しに、隣の大きな建物に入りました。
その2に続く。
2015年6月12日(金) |
Maker's Mark蒸留所、見学、その3 |
さてすべての見学が終わると、ギフトショップにたどりつきます。こちらのが敷地面積が広く、充実していました。グッズもたくさんあります。
ここの名物は、お酒を買うと実際に自分で赤いロウを使って封印させてくれるところです。しかし名物はそれだけではありませんでした。一緒にやってくれる女の子がかわいかった。Ashleyって言う名前でした。
この辺りまでロウが垂れるといいよ、と説明中。
こうやって瓶を下に向けてろうの中に入れるらしい。
うまくいったよー、とここまで一緒にやってくれた
やっぱりもう一枚、頑張って隠し撮り、お仕事がんばって!
彼女を見に行って話すだけでも価値がある(かも)。
ちなみに帰りにUSA Todayか何かでアメリカでもっとも美しい小さな街にも選ばれたバーズタウンのダウンタウンに立ち寄りました。確かに小さいながらも風情のある街並みでした。
バーズタウンのメインストリート
レストラン兼B&B
1779年から続く居酒屋、レストラン、勿論色々なバーボンが飲める
2015年6月10日(水) |
Maker's Mark蒸留所、見学、その2 |
発酵してとれたアルコールは蒸留後、樽に詰められます。バーボンを寝かすところは相変わらずヒンヤリとしていました。ここのは前回のウッドフォードリザーブの蔵よりはるかに大きい気がしました。
ここでは樽の中の説明を受けましたが、写真を撮り忘れました。すみません。
さてここで熟成されたバーボンは瓶詰めされます。ここのシステムはオートフォーメーションが完全に進んでいました。
ただ今日は残念ながらシステムが動いておらず、機械だけを見て次のお楽しみの部屋に移りました。そう試飲室です。
今回は4品、試飲をさせてくれました。
左からMaker's White、Maker's Mark Fully Matured、46、Cast Strengthです。確かWhiteが1年寝かしたもので、純粋にバーボンではないもの。しかしお料理で何かと組み合わせるといい、という話もあり、またこれはここの蒸留所でしか購入できないものということでした。右に行けば行くほど寝かした年数があがり、それに伴ってバーボンの色が濃くなっていきました。
個人的にはMaker's Mark Fully Maturedで十分で、Cast Strengthに至っては味が濃すぎて寝かせすぎでは?という感じでした。ちなみにウッドフォードの味よりはくせがない感じ(大衆的?)で飲みやすいかなと思いました。
ともあれ、今回は飲めない割にかなり頑張った試飲となりました。
その3に続く。
2015年6月7日(日) |
Maker's Mark蒸留所、見学、その1 |
今回はバーボントレイル第2弾、Maker's Markに。ルイビルから約1時間半、I-265の出口17番からBardstown Rd.(150線)をひたすら南に下りました。結構な田舎道で、アップダウンのある丘陵地帯を通過しました。道が狭いので、多少遠くても素直にI-65から行った方が運転は楽かも知れません。
Maker’s Mark(バーボントレイルのサイト)
Maker's Mark(会社のサイト)
チケットはオンラインで購入して($9ドル)行きましたが、予約はいらず当日ウェルカムセンターでも普通に購入できるようでした。入り口で到着順にツアーに案内されます。人が集まるまでそこで待ちましたが、ウェルカムドリンク(レモネードとコーヒー)が奥に用意されていました。
ウェルカムセンター
奥に行くと無料ドリンクがある
一行は30人ぐらいでWoodford Reserveのそれより多めでした。
人が集まると外に出てツアーの開始です。ツアーは前回とほぼ同じ、発酵&精製所、ラベル印刷所、寝かす所、瓶詰め所、試飲でした。
Maker's Markの樽
バーボンウィスキーを作る大事なきれいな水
こんな道を通る
まずは発酵・蒸留所から。室内はかなり暑く、この建物に近づくとまた独特の匂いがしてきました。
まずはこの白いタンクに原料とこの辺でとれる鉄分がなくカルシウムを多く含む水と混ぜあわせた後、樽で発酵させるらしい。
発酵後、このようなタンクに入れて2回蒸留させるとのことです。
ここで2階に上り、発酵中の樽の中を見ます。ここでは中を触らせてくれて味見ができます。なんかぬかみたいでしたが、味はそれほど変ではないです。ガイドの人がこの樽が一番甘いとか、これはちょっと酸っぱさが出てきてここからバーボンビールが作られるとか、各樽のアルコールの度数は○○%ぐらいと言った話をしてくれました。
ここのバーボンの原料はとうもろこし、赤冬小麦(red winter wheat)、そして大麦だそうで、とうもろこしと赤冬小麦はケンタッキー及びインディアナ州産、大麦はウィスコンシンやミネソタ、南北ダコタ州産です。発酵の際、使用する構成はそれぞれ70、16、14%だとか。
その2に続く。今回は3回で終わらせる予定。
2015年6月6日(土) |
ルイビル産のお茶@ホールフーズ |
今週もやっと金曜日、ラボを出てしばしの気晴らしにいつものトレジョーへ。しかし特別なものは目に入らなかった。必要なものだけを買って退散。
仕方なくホールフーズにも寄ってみた。勝手ながら見た目からも高級感あふれるお店。でも何もかもが高いわけではないし、金曜日は特売日なので、安いものを探してみた。暑くなり今日もクエが入っていたが、今回は見送り。タコもまるごと入っていたが、誰が買うんだろう?
さてそんな中たまたま見つけたお茶。Rooibee red teaというらしい。
なぜ気になったかというと、ルイビルを本拠に置く会社のお茶だから。確かに製造元を見るとルイビル・ケンタッキーとなっている。地元産業を応援するために買ってみることにした。普通においしいお茶でした。お土産にもいいかも。
お腹も減ったので帰り際、スマッシュバーガーへ。2ドル割引きのクーポンもらっていたので、大きいポテトを注文しました。ハンバーガーもBruegrassで大きい方。
あぁ、お腹いっぱい。
2015年6月5日(金) |
Woodford Reserve蒸留所、見学、その4 |
ツアーからウェルカムセンターに戻ると、最後は試飲会です。きれいな部屋に通されて、席に座りました。2つのショットグラスの中に2種類のバーボンが入っています。それと口直しのチョコがありました。
ここでもナンシーがバーボンの味わい方について説明をしてくれました。まず一杯目はこうやって飲んで、そうすると口の中が燃えるように熱いけど、最初は我慢。で2杯めは舐めるようにのんで、そうすると今度はすぅーっと入って最後にフルーツの香りがわかるはずだから、などなど。
しかし自分にとってはウィスキーをストレートで飲むのは大変。何度試しても、口の中が焼ける感覚と、強烈なバーボンの匂いが後から鼻につーんとくるのみ。どうやったらフルーツだの、バニラだのの香りがするんだ?わかりませんでした。(ちなみに用意されている氷を入れてロックにするのは個人の自由ですが、見栄を張って自分はしませんでした)。
ということでまだまだ修行が足りないことがわかったツアーでした。
最後に入り口横にあるおみやげ屋さんに立ち寄りました。
ライ麦のバーボン(緑)はほぼここでしか手に入らないものらしい。あと面白そうなのは醤油か。
お酒だけでなく、色々なものが売っていて見るだけでも楽しめます。Woodford Reserve、個人的にデザインが渋く好きです。今回は関係のない帽子を購入しました。ゴルフする時にかぶろうかな、と。
以上、Woodford Reserveの蒸留所ツアーでした。もしバーボントレイルを制覇するのなら、あと残り8箇所回らないといけません。
2015年6月4日(木) |
Woodford Reserve蒸留所、見学、その3 |
ごろごろと転がされた樽は、外の通りを横切って別の建物に移動され、寝かされます。
なかなか風情がある感じ
人間は当たり前ですが普通に建物の入り口から入ります。中に入るとバーボンを寝かすところは、ひんやりとしていました。
すると目の前に樽の山が現れました。1つ1つの樽にはいつ作られたかが書いてあり、それを見なくてもコンピュータでどの樽がいつ入って、いつ頃取り出すか管理してるそうです。
ここのバーボンウイスキーは最低9ヶ月は寝かすとのこと。これだけ樽があると圧巻です。
最後にさらに隣接する建物に入って、びん詰工程を見ました。
これはアトランタのコカ・コーラ博物館で豪快なものを見たことがあるので、こちらの方が手作り感満載でした。以上でWoodford Reserveバーボンの蒸留所見学ツアーは終了となりました。ウェルカムセンターに戻るバスに乗るためにみんな外に出ました。
ツアー一行、今回のグループは20人ちょっとで少なめだったとか。写真手前に写っている赤ちゃんが愛嬌を振りまくりでした。
最後はウェルカムセンターで皆さんお待ちかねの試飲となりますが、長くなったので、また次回に続きます。
2015年6月3日(水) |
Woodford Reserve蒸留所、見学、その2 |
さてここからがツアーの開始、表に出てバスに乗ります。車で移動って言っても、丘の上から下に降りるだけで正味5分もかかりません。実際、職員だけが可能らしいですが、階段でも降りられる距離です。
しかし下に降りるとすぐに独特のバーボンの匂いがし、否が応でも蒸留所に来たことを感じさせてくれます。まずは発酵所に案内されました。
発酵と蒸留するところ
中に入るとガイド役のナンシーが原料の話、そして風味の話をし始めました。
彼女がナンシー。質問をするとよく答えてくれた。
全部は聞き取れない、というかバーボンそのものを知らないので、口に入れた時の風味とか、後味など言われてもよくわからず、理解したのは原料のこと、そして水だけでした。原料は72%がとうもろこし、18%ライ麦、10%が大麦のようです。またこの地域は石灰岩の地層で、それにより水がろ過されておいしい水がバーボン作りに使えると言ってました。
さて早速発酵の過程を見ます。大きな樽がいくつもあり、写真に見える階段を登って樽の上を覗き込みました。発酵の副産物として二酸化炭素が出るようで、一箇所にとどまらず歩き続けること、という注意もありました。
原料を発酵させる樽
樽を上から覗く。泡が出て発酵しているのがよくわかる。
これが終わると次は蒸留です。話を聞く限り、Woodford Reserveは3回蒸留するとのことです。これでどんどん純度が上がっていくとか。
3つの蒸留器
蒸留の過程が終わると、次は樽づめです。この段階でのバーボンを見て、匂いをかぐことが出来ましたが、透明で匂いはまだ粗い感じがしました。
Woodford Reserveのdouble oakは2度、異なる樽に寝かして濃い色合いと風味を出すようなことを確か言っていました。樽を構成する木は名の通りオークらしいです。また樽は一度しか使わないそうです。
上の写真のように樽詰めされたバーボンは寝かすために窓の外に出てるレールを使って次の場所に移送されます。つまり自分たちもここで次の建物に移動となりました。
長くなったのその3に続く。
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