2011月10月

2011年10月31日(月) DCの治安って良くないの?

木曜日から始まる学会のポスターを今日2度ほど上司に見てもらって、訂正が入った後、OKがでて印刷してくれるところにメールで送った。これで明日かあさって空港に行く前にポスターを取りに行けばいいだけ。上司とのやりとりが終われば半分以上は発表も終わったも同然。あとはポスターを見に来てくれる人と気軽に話せばいいから、気は楽。ましてや今回は一人で行くしね。

場所がワシントンDCなので、もしかしたら雪でも降ったのかなぁと思って、ワシントンポストを開けたら、ハロウィーンの今日、少なくとも6人が撃たれたとか。結構DCって危ないのか?

At least 6 shot on Halloween night in D.C.

来年の学会の要旨の締め切りが来月2つあるけど、ACSMは見送る予定。サンフランシスコだから場所的には行きたいけど、5月終わりから6月はどこにいるかわからないし。

もう一つのExperimental Biologyも今回はいいだろう、と思ってたけど、遠まわしに上司から出せのプレッシャーを感じてる。もちろんネタに困っているわけではなく、忙しくて卒業に関係ないことに時間を費やすのが惜しいだけ。ま、自分が筆頭で出して他の人に発表してもらってもいいんだけど。ちなみにこちらの会場もカルフォルニア州サンディエゴで場所的には行ってみたい所です。

でも要旨書くとなったら、学会先のホテルで夜やるしか時間ないかなぁ。出来れば向こうで友達にも会ってリラックスしたいんだけどなぁ。どうしよ。

2011年10月30日(日) アメリカでお化け屋敷に入る

たまには息を抜けと友人に言われ、ハロウィーンにちなんで地元のお化け屋敷なるところに行ってきました。

HALL OF HORRORS

大学から比較的近く、たまに行くクリスピークリームの横道を入ったところでした。早めに行ったけど、結構な人が並んでいました。季節柄、仮装してる人たちもいました。

もちろん乗り物はないので、施設の中を歩きます。歩きでいくお化け屋敷なんていつ以来でしょう?当たり前だけど中は真っ暗で、最初からお化けが案内してくれます説明中もたまに横からお化けが顔を出すんだけど、あるお化けは出る角度が悪くて恐らく自分ひとりしか気づかず、気まずいそうにカーテンの中に戻ってきました。

注意点は中で写真を取らないこと、走らないこと、お化けたちが近づいても触らないこと、向こうも触らないから、ということでした。

中は真っ暗で、日本なら消防法のためどこでも緑色の「Exit」が点灯してるけど、こっちは全くなし。迷路みたいになっていて、途中前に進めず、「あれー前に進まないよー」とつぶやくと、お化けが「左だよ」と教えてくれました。結構優しいな。

基本的には部屋の不気味さや人が突然出てきて脅かすもので、古典的。でも悪趣味さや意地悪さは感じず、手作り感満載で好感がもてました。部屋は暗くても案内はしっかりしていて(実は各グループの後ろに一人のお化けがくっついて歩き、迷わないようになっている)、万が一にも備えているように思えました。

彼らのHPを読むと、このプロジェクトはCayceとWest Columbiaの商工会議所に属する若者が地元と州のチャリティーのために起こしているイベントで、その基金は若者のビジネスの成功や、技術の養成、コミュニティへの参加に使われるようです。実際、お化けさんはボランティアによって成り立ってるようです。なんと志が高い。時間さえあれば自分も参加してもいいぐらい。

ハロウィーンの雰囲気を楽しんだと同時に、地元に少し貢献できたのならお金払って怖い思いしたけどよかったんじゃないかな。

2011年10月29日(土) 健康維持のために必要な運動量

たまっているレポートの採点をしててあらためて気づいたけど、自分はすでに現場よりの人間ではないなぁと。恥ずかしながら2008年に出された体重維持のための運動のガイドラインを知らず、運動のプログラムにしても、生徒が書いたやり方に感心することしばしば。

ちなみに2008年に政府というか日本でいう厚生労働省みたいな所が出した運動に対するガイドラインによると、

Adults should get at least 2½ hours of moderate-intensity physical activity each week, such as brisk walking, or 1¼ hours of a vigorous-intensity activity, such as jogging or swimming laps, or a combination of the two types, to get the most health benefits from exercise. These aerobic activities should be done in at least 10-minute bouts.

(大人は中程度の運動を週に2時間半、もしくは激しい運動(ジョギングや水泳)を1時間15分すること。これらの運動は各回10分は継続すること。)

Adults should do muscle-strengthening (resistance) activities at a moderate- or high-intensity level for all major muscle groups two or more days a week.

(中程度から高程度の大きな筋肉を使ったいわゆる筋トレを週に2回以上とりいれること。)

だそうです。で、自分も所属しているAmercia College of Sports Medicine(通称ACSM)によると体重維持には

150-250 minutes/week of moderate-intensity physical activity is associated with prevention of weight gain.

(週に150~250分の中程度の運動すること)

More than 150 minutes/week of moderate-intensity physical activity is associated with modest weight loss.

(中程度の運動を150分以上すると穏やかな体重減少に関係する)

と言ってます。もちろんどれだけカロリーを摂取するかによって必要な消費カロリーは変わるけど、これらはきっと成人が一日に必要なカロリーを必要なだけ摂取した場合と勝手に想像します。

自分、身体動かさないといけないな。

2011年10月28日(金) 学校選びでも相性は大事

まずは備忘録。今日久しぶりにフレッシュマーケットに行ったら、店内は配置換えの最中で、商品の置き方が以前と変わっていた。特に水やお茶の種類が増えた感じで、爽健美茶も何種類か売っていた。前からあったのかも知れないけどね。

さて今日はうちの学部のオープンハウスの日でした。要はうちの大学院に興味がある学部生を対象に施設を見せたり、教授陣や在籍する大学院生に会ってもらったりして、プログラムを知ってもらう機会のこと。名簿をみたら17,8人の参加者があった模様。遠方からも親御さんと来ている学生さんもいました。

Fall Prospective Graduate Student Open House

しかしうちの学部ケチだよなぁ。有名大学のように旅費や滞在費まですべて負担しろ、とは言わないけどせめてゲストパスぐらい発行して駐車場を無料で提供すればいいのに。もっとも博士課程の学生だけが対象じゃないし、学部側が選んだ招待客でないから、こうなるのかも知れないけど。

さてこのイベントで自分も”ベテラン”大学院生として(というか長老?)借り出されて、教授陣抜きのぶっちゃけトークの時間にパネリストとして参加させられました。内容的には

  • 奨学金をもらえる学生の割合のこと、仕事の内容
  • 大学名で選ばず、やりたいことをやってる教授の所へ行け
  • 外部機関のランキングに惑わされるな
  • ここのカリキュラムの長所、短所
のような話をしました。

学部のHPと実際のプログラムの内容は微妙に違うことが多いので、なるべく客観的に話をしたつもりです。こっちは別にリクルートしていい生徒が入ってきてもお金もらえるわけでもないから、むしろ彼らが将来使うであろう時間とお金に無駄がないよう心がけました。結果「(うちじゃその分野弱いから)他探した方がいいと思うよ」という助言を2度ほどしてしまったけど、いいよね?

あとで上司からなんか言われたりして。。。

2011年10月27日(木) 北杜夫さんへの雑感

作家北杜夫さんが亡くなったと聞いてびっくりしたと同時にがっかりした。最近の彼の作品をまったくと言って読んでいないが(というか日本文学、はたまた日本語をほとんど読んでいない)、なぜか小学生の時にものすごく読んだことを覚えている。

何がきっかけだったかは定かではない。ただ気づくと数冊は読んだ。本屋さんで単行本を何度も買っていくうちに顔を覚えられ、本屋でしおりというかどこにどの作家の作品があるかを仕切るために使う、顔写真入りで彼の作品が紹介された下敷きなようなものをもらってきた記憶がある。普通に見ればただのしがないおっさんの写真つき下敷きなんだが、非売品だろうから勝手に貴重なものと思っていた。

中身をまったくといって覚えていないので、軽い読み物だったのかも知れない。ただ本人が精神病を患っていて躁鬱があることだけは良く覚えている。歌人、斎藤茂吉の子供、兄は茂太、元医者なのに躁うつ病を患っている、という背景がもしかしたらその辺のがきんちょの興味をひきつけたのかも。(ちなみに茂太のエッセイを読んだことがあるのも覚えている。)

ともあれいい機会なので、また彼の作品を読んでみようかなと思った。どこかオンライン上で、お金払ってもいいから読めないかな。nookも日本文学扱わないかなぁ。

北杜夫さんのご冥福をお祈り致します。

2011年10月26日(水) 一難去ってまた一難

昨日の話の続きですが、今朝11時過ぎにラボに連絡があって「今終わってそっちに向かうから、講義しなくていいよ」とのこと。つまりまた杞憂に終わりました、ふぅ。

そう思ってたらしばらくして上司がラボに来た途端、以下の会話。

上司 「そう言えば来月、別の大学で講義しないといけないから、
   代講を頼む。これは変更なく、絶対にあるから。」
自分 「どの授業ですか?」
上司 「EXSC780(大学院生向けの授業)」
自分 「内容は?」
上司 「心臓の循環器系の話(cardiovascular phys)」
自分 「心臓はあまり得意でないんですけど」
上司 「大丈夫、修士の大学院生向けの話でいいから」
自分 「。。。(沈黙)」

循環器系はそんなに授業とってないし、普段も扱ってないから本当得意じゃないんだけど、自分がやっていいのかなぁ。上司の言う大丈夫の根拠はどこからくるんだろう。結局、こいつは小心だから準備する、という確信からなんだろうか。

まぁ大学に就職すれば近い将来、どの学生にも講義しないといけないし、ちょっとした代講もこなさないといけないだろうから、いい練習なんだろうけど。でも、卒業のために実験や論文書きに集中したい。あと就職活動も。。。あと給料も講義分の上乗せしてくれないかなぁ。

ということでプロジェクトの採点に戻ります。5ページほどのレポートと思っていたけど、みんな変にがんばって10ぺージぐらいになってる。そんなにがんばらなくていいのに。

2011年10月25日(火) また代講未遂か?!

夕方上司の帰り際、突然、「もし明日来られなかったら講義やってくれ」と言われる。おうちに修理の人が来るそうだ。通常1時間程度で終わるので、昼前には来られると思うけど、それでも授業をキャンセルしたくないから万が一に備えバックアップが欲しいという。えぇまたですか?と思うも断れないので、講義に使うプレゼンを見せてもらい、話す内容について確認した。

あくまでもバックアップ、といいつつもこちらは一応準備しないといけないので、それなりに時間をかける。別に話さなくてよくなるのなら、それはそれでいいんだけど、それでも悲しいかな備えるんだよね、自分。一応パワポもらってきたし。

講義は学部2、3年生向けの解剖生理学。内容的には先日大学院生向けにレビューをやった代謝なので困ることはないはずだけど、やっぱり不安。寝る前にもう一度スライドみておこ。

杞憂に終わるといいなぁ。

2011年10月24日(月) 留学生諸君、盗作には気をつけて

受け持っている大学院授業でプロジェクトの提出締め切りが10日前ぐらいにあったんだけど、時間がなかったので採点せずそのままにしておいたら生徒から苦情がきた。

上司から「いつになら仕上がる?」とちょっと強い口調で言われ、でもこれから始めるので1週間下さい、といったら嫌な顔された。でもねー、一人5枚程度の大学院生のレポート、40数名分読んで採点するには時間がかかるんです。

っていうか来週学会で、ポスター作らないといけないし。

うちの大学の場合、blackboard systemというのを使ってる。機能的にはもっといいのが作れるんじゃないの?と思うが、結構このシステムを採用している大学は多い。前の大学でもそうだった。

今回自分では初めてSafeAssignという機能を使ってレポートを提出させたんだけど、これすごいね。ウェブのどこから文章をそのまま盗んできたり、他人のレポートをコピーしたのがばればれになる。どの程度コピーをしてるかは%で表されて、さらに文章を開けると、どこが誰の文章をそのまま貼り付けたかハイライトされててすぐにわかる。逆に怖いぐらい。

教師側からはこんな感じに見えます、という例。この場合100%、ウェブから貼り付けているだけなのがわかる。

How does SafeAssign work?

文章をいい変えて、自分の言葉で書けばいいだけなのに、ましてやアメリカ人なんだから自分が書こうと思えば自分の思うように書けるはずなのに、実際あまりにもコピーというかいわゆる盗作(plagiarism)が多いのには驚いた。

忙しい大学院生、ましてや言葉にハンデがある留学生が締め切り間際に文章をコピーすること、真似ることはありがちだけど、文明の暦には勝てないのでご注意を。

2011年10月23日(日) ワシントンDC近くのまぁまぁのホテル

あれよあれよという間にAICRの学会が来週に迫ってきてる。飛行機もとった、学会出席の登録もしたけど、宿をとってなかった。会場となるCapital Hilton、安くて一晩250ドルって一人でいくんじゃ高いよ。

学会のtravel grant出したけどはずれて、自分の大学院のそれも出したけど未だ返事なし。どうなってるか状況教えてくれってメール2度出しても、こない。うちの上司がある程度出費は研究費からマッチングしてくれる、とは言ったけど、こっちは口約束はまったく当てにならない。そもそも自分では忙しいのであまり行く気じゃなったのに、ラボを代表して行って来てくれ、と言われたから要旨出したのに。ぶつぶつ。

ということで仕方なく最悪自腹覚悟で安いところを探した。もちろんDC市内はすぐあきらめた。一晩100ドルを切るところがない。あのDays Innですら税抜きで120ドルぐらいする。DCに地下鉄でいける範囲で、しかもホテルが地下鉄の駅から歩ける距離にあるホテルを探した。

結局、この歳にしてEcono Lodgeに泊まることに。でも上の条件満たしているし、口コミの評価は比較的きれいで治安もよく、値段相応でDCに近いホテルとしてはいいのではないか?というのが大半だった。場所は墓地で有名なバージニア州のアーリントンという所です。一人だし二晩ならもうこれでいっか、という感じ。値段?一晩90ドル以下で済みました。

Econo Lodge Metroの評判

今年2度目のDCでの学会、合間に中華街でまた中華でも食べてくるかな。スミソニアンに行く時間はないだろうから。

2011年10月22日(土) Mellow Mushroomのピザ

17日のブログで日本に出店したいお店としてメローマッシュルームを挙げたが、最近まったく行っていないのに気づいた。忙しくお店でゆっくり食べている時間もなかったので、電話で注文して出来上がってから取りにいった。

注文したのは自分が好きなMagical mystery tour.
pizza

中身はというと、、、

Pesto base pizza and crust with button and Portobello mushrooms, mozzarella, spinach, feta, and jalapeños.(彼らのHPより

バジルベースのピザで、ポルトベロマッシュルームにモツァレラチーズ、ほうれん草、フェタチーズにハラペーニョが乗ったもの。crust with buttonがわからないけど、crustは厚手のピザということ。

16インチの大きいの頼んで税金込みで26ドルちょっと。確かにPapa JonesとかPizza hutに比べると高いけど、味は確かにこちらのがおいしい。3つも食べればお腹いっぱいになりました。

次に行くところにもメローマッシュルームがあるといいな。

2011年10月21日(金) アメリカでクール宅急便はないか?

そういえば今週も自分が手術をして経過観察した後、犠牲になってもらったねずみの細胞を別の大学の共同研究者にFedexで送りました。送り先はアーカンソーのフェイエットビルという所ででいつものpriority overnightで送ったんだけど、ここからならなんと飛行機を使わず、陸路で夕方6時ごろに出した荷物が翌朝10時すぎに向こうに届いたようです。早い。

ただ気づいたのは、今回も細胞が入った箱は周りにドライアイスをたくさんつめて送ったんだけど、日本だったらクール宅急便で送れるのではないかと。あのトラックって後ろはマイナス何度ぐらいに保ってくれるんでしょうか。実はうちのラボ、以前ある抗体を日本の製薬会社から送ってもらったことがあるんだけど、その時は非常に厳重に、たくさんのドライアイスに入ってきました。うちの上司は抗体そのものより輸送費がはるかに高かったことを嘆いてましたが。

そういえば昨日の結果、自分がデータ出したときは非常に興奮したのに、上司の反応は薄くて残念でした。ある意味予想されていたとはいえ、もっとアメリカ人らしい大袈裟な反応を期待してたのですが、あっさりとよかったな、で終わりました。ちょっとがっくりだけど、もっと確証出来るデータを集めるまで待たないといけません。それでもミーティング後、ぼそっと「終わりが見えてきたな」と言われたときはうれしかったです、正直言って。

2011年10月20日(木) 自分が実験で扱っているねずみの話

今週はデータ解析で毎朝4時過ぎまで仕事しては朝、普通にラボに行っている。年のせいもありさすがに疲れてきたが、明日、またラボミーティングなのでどうにか結果を出さないといけないのがつらいところ。

ただ気づいたんだけど、今日から大学は秋休みとのこと。どうりで駐車場が空いているわけだ。久しぶりに自分のラボの建物から一番近い駐車場に止めることが出来た。こんなことがちょっと嬉しかったりする。

で、いったい何やってるの?という質問を受けたのでブログを初めて約10年、初めて自分の実験でとった写真を公開します。もしまずかったらすぐに消すけど、自分がとったんだから肖像権は問題ないでしょう。ねずみくんのtibialis anteriorという筋肉の写真です。

健康な20週の雌のねずみの筋肉。
pizza

Apc(Adenomatous polyposis coli)という遺伝子をノックアウトして(ApcMin/+)大腸がんを誘発し、結果、筋委縮を起こしている同じ年齢のねずみの筋肉。癌の症状的にはすでに末期です。
pizza

この写真は筋肉を手術で取った後、冷凍窒素で凍らせて後、クライオスタットという機械で断面の切片(厚さ10um)を切り、BF-F3という一次抗体を使ってtype IIbの筋繊維を染色したものです。全く同じ倍率(200倍)で撮った写真なので、いかに癌ねずみくんの筋繊維が小さくなっているかわかるかと思います。

で、これに対処すべく運動をさせて筋量や質の維持に関して効果があるか調べてきたんだけど、、、いい方向に結果が見えてきました。ほっと一安心で、自分の学位取得に向けて大きな一歩を踏み出せた気がします。

ということで明日のラボミーティングは上司の顔を見るのがちょっと楽しみかも。

2011年10月19日(水) 大阪プロレス、おもろい

たまに息抜きに日本語の動画を見るんだけど、最近はまったというか、つい見てしまうのがある。それは大阪プロレス。現在プロレスをまったくといっていいほど見ていないが、小学生のときは新日本の全盛で、毎週見ていた。技図鑑を買って、そのほとんどを覚えたぐらい。当時はプロレスはみな本気で毎回勝負しているものかと思っていた。

でたまたまネットをサーフィンしていて、みかけたのがえべっさんの試合。鈴木みのるとの試合で、一瞬で負けたことにその容姿だけでなく笑ってしまった。その後、その名前で検索すると、数試合を見ることが出来たが、試合がゆるくて、選手同士のかけあいもあり面白い。以前はこんな試合許せなかっただろうが、年をとるとこういうのも見ていてほのぼのして、楽しい。

日本に帰って機会があれば是非見に行きたいと思う。それまで存続しててね、大阪プロレス。

2011年10月18日(火) タクシー運転手、撃たれる

自分疲れてるのかぼけてるなぁと思ったこと。

お昼はサンドイッチを食べているので、自分でコーヒーを作ってる。紙添えて、コーヒーをそこに入れて、お水を汲んできて後は待つだけ。ところが今日はドリップするところにコップを置き忘れた。お水を入れるのに使ったのにも関わらずである。出来たかなと思って見たらコーヒーが床にたれ流しになっていた。あーあー。

コロンビア市でタクシー運転手をやってられない話。

Columbia cab driver shot in back
(運転手が背中を撃たれた)

記事によると土曜日の深夜(正確には日曜日の午前2時)、Harden St.で二人の客(実は犯人)を拾った後、行き先のAmes Manor Apartmentsで降ろした際、一人が外に出た後、残った一人から後ろから撃たれたらしい。さらにすごいのはこの22歳の運転手、自分で運転して病院に行ったとのこと。致命傷でなかったのが幸い。

このアパートの住所見てみたけど、、、コロンビアでもやばい地域です。絶対には普通の人は住まない場所。タクシー運転手とはいえ、真夜中行きたくない場所だな。しかも恐らく料金を受け取れなかったなんて、可哀想すぎる。タクシーも防弾ガラスにしないといけないな。

2011年10月17日(月) 日本に進出して欲しいフード産業

既報のようにウェンディーズが日本に再上陸するという。

バーガー「ウェンディーズ」復活

実は日本にいたときもこちらでもそれほど行ったことはないんだけど、たしかにチリビーンズはおいしいかも。

ふと日本になくてこちらにあるお店を考えてみた。いつかお金たくさん持てたら、日本で展開してみたいなぁと妄想する。個人的な趣味によりやっぱりMoe'sか、それともChili'sか。でもメキシカンって採算が合わないのかなぁ、日本だと。メローマッシュルームとかもだめかなぁ。好きなんだけどなぁ。

誰かお金がある人、趣味でフランチャイズ店出していただけませんか?

2011年10月16日(日) NFLの中継をネットで無料で聴く

今日も昼過ぎからラボに来てるけど、来る途中Assembly St.はRosewoodからWhaley St.ぐらいまで渋滞でまったく車が動いてませんでした。距離にすると数百mは続いていたはず。こんな田舎街、コロンビアでこの渋滞はフットボールの試合以外、非常に珍しいです。ステートフェア恐るべし。

さてラボにいる途中、作業(=実験)をしていただけで、書き物をしてなかったのでラジオを聴くことにしました。普段聴く日本のネットラジオはまだ早朝でお休み中なので、たまにはNFLでも聴くか、と思いましたが、これがなかなか見つからない。チームの地元のラジオ局に行けばストリーミングやってるかと思ったら、NFLの陰謀か、試合の中継をネットではやってない。仕方ないなぁと思っていたら、とりあえず一つ見つかりました。もしかして違法なのかなぁ、でも車両保険のProgressiveも広告出しているけど。

KTBL AM Sports USA Radio Network

音はきれいだし、中継も安定していました。幸い、好きなグリーンベイの試合の中継を問題なく聞きながら、仕事出来ました。

これって日本でも聞けるんでしょうかね。

2011年10月15日(土) USC生がプレーボーイのグラビアへ

今日ラボに行くと、休日は停めることが出来るはずの建物の裏に車を停められない。ビスタでコンサートか何かでバレットパーキングとして使用中だという。なんだよ、大学は休日でも場所貸しでお金稼ぎか?

さてちょっとびっくりした話。USCの二人の大学生がプレーボーイでグラビアを飾ったとのこと。

Two USC women in newest issue of Playboy

日本だと自分の所の学生が雑誌でヌードになるなんてと大騒ぎになるんだろうが、どうやらこっちは個人の自由で問題ないようだ。実にあっけらかんとしてる、というかアメリカらしいというか。他の記事によると、そのうち一人はNorth ColumbiaにあるHootersで働いているから会えるとのこと。

Local Beauty Poses for Playboy

これでお客が増えたらHootersは彼女に金一封ぐらい出さないといけないな。

2011年10月14日(金) 新しいPreziというプレゼンソフト

金曜日には毎週ラボミーティングがあり、今週何をやって来週何をするか、個人個人が発表しないといけません。自分の段階になると、毎週何らかのデータを提示しないといけないので、木曜日の夜は大変なんです。それでも今週は早くから比較的安定したデータ解析が出来ていたので、あせらずにすみました。

ところでそのプレゼンですが、うちのラボは最近パワポからPreziというものを使うように言われています。

Prezi.com

ただほとんどの場合、パワポでプレゼンを作った後、ここにアップデートしては細工をするので、それほど変わったことはないんだけど、遊び心があるといった感じでしょうか。便利なことはズームイン、ズームアウトが簡単なことかな。

ウェブ上でしか利用しないのは100MBまで無料で、ソフトをダウンロードしてローカルで使うにはお金がかかるようです。教育用だと500MBまで使え、もちろんうちのラボではウェブでしか使っていません。新し物好きな方で人とはちょっと違ったプレゼンをしたいとき、利用してみない手はないのかも。

2011年10月13日(木) 自分がんばれ

まわりはハロウィーン色でいっぱいになってきました。スーパーやふつうのお店にいってもその飾りつけでいっぱい。ハロウィーンが来てしまうと、そのあとにすぐサンクスギビングで、さらにクリスマスで一年が終わってしまいます。そうならないようにがんばらないと。

実験は、というと細胞を染色してはその分析の繰り返し。分析もほかのとは違い非常に時間がかかるもので、アパートに帰ってもちょこちょこと仕事してます。うれしいことに今まではすべてうまくきれいに染色出来て、分析を始められていること。この染色は久しぶりですが、だんだんと勘を取り戻してきた感じです。幸い、最初のグループは予想通りのきれいな結果が出てきました。このままうまくいくといいんだけど。

夜遅めに帰ってもステートフェアに行く人のためか、いつもの帰り道が混んでいます。夜は本当に涼しくなってきて出歩くにはちょうどいいのかも知れません。

2011年10月12日(水) アーノルドさん、ありがとう

今の自分の身分は博士課程の大学院生だけど、アシスタントシップをもらっているためパートタイムながら州の職員でもあります。アメリカに来て学部生のときは授業料を払っていたけど、大学院に入ってからはずっと大学か上司に払ってもらって、自分の負担は健康保険ぐらいでした。そしてどうにか生活出来るぐらいのお給料も月々(振り込みは月2回だけど)もらってきました。通常このアシスタントシップはスカラシップと呼ばれていて、仕事の義務が伴うものです。

ところが今回、自分の学部にも冠がついているように、多くの寄付金を下さるアーノルドさんから、フェローシップという名の元にお金をいただけるようです。正確には直接彼からもらうのではなく、寄付されて学部にプールされた基金からお陰様で選ばれてもらえるのですが、元々は彼のお金には違いありません。

スカラシップとフェローシップ、オンライン英和辞書で調べるとどちらも奨学金、となってますが、後者のいいところは前者と違い、仕事の義務がないことです。お金の使い方に対する制約は聞いてないけど、doctoral fellowshipなので博士論文に関することで補助的に使え、ということでしょう。

あっ、たかられるほどの金額はもらってないので、お近くにいて来られても困ります(笑)。ただラボで世話になってる仲間にはささやかに何かしようかな、と思案中です。文献購読の時間か何かにランチを用意するのが、今までの通例かな。何にしよう?サンドイッチ、ピザ、それとも日本人だけに寿司?

2011年10月11日(火) 5年生QB Garcia追放

結局昨日やる、といいながら眠気には勝てず、朝からプレゼンの準備をした。5時半に起きて3時間ほどやって文献購読のプレゼンに望んだけど、準備期間の割りにはうまくいった。しかし眠い。

さてUSCフットボール部から全国に話題を振りまいた話。先週先発の座を下ろされた4年生(実際は5年生)のQBガルシアがついにチームというかこの学校の体育会から追放されました。今まで色々と問題を起こしてはペナルティを受け謹慎したりしてたけど、ついに体育会もしくはコーチの堪忍袋の緒が切れた模様。

Garcia's gone: Senior QB dismissed for failed test

春に謹慎を受けて、部に戻ってくる条件として酒を飲まないことがあったらしいが、今週のドラッグテストでアルコールとマリファナが検出されたらしい。上の記事では父親が息子を弁護してるけど、個人的には23にもなる大人が散々問題を起こしてきて、学校やファンに謝罪の言葉ひとつなく、息子にはこれから学んで成長して欲しいというのもどうなんだろう。日本だったら問題は彼だけでなく親にもある、っていう論調が絶対あるだろうけどなぁ。

ちなみに彼はすでの学位を取ってるし、チームに滞在しない以上、アパートを引き払いすぐにフロリダの自宅に戻るようです。このぐらい早く今までも問題に早く対応すればよかったのに。

2011年10月10日(月) 多忙につき

多少書き留めて保存はしてるけど、開示するほどネタのない最近のブログ。忙しくしていて、あまり世間の話についていっていません。

今日も実験で忙しくし、夜に大学院生に試験のレビューをし、夜遅くからは明日の文献購読の準備です。一度寝て多少体力を充電し、恐らく明け方までがんばることでしょう。

日本は連休だそうで。日本は祝日が多くていいなぁ。

2011年10月06日(木) 本当に日常のこと

まずは今日、弟の誕生日。これに目を通しているとは思えないけど、おめでとう。メール送ったけど届いてるのかなぁ。

                       昨日から仕掛けておいた抗体染色を終えた後、久しぶりにたくさんのねずみさんの手術をした。お昼抜きで初めて終わったら5時過ぎてた。手術もしばらくしないと腕が鈍る、というかスピードが落ちる。必要以上に丁寧にやりすぎる感じ。

                       抗体の染色は思うようにうまくコントラストが出て、うまくいった。ほっと一安心。あとはコンピュータに取り込んで、定量化する作業が待っている。これで今までしかけてきたことがうまくいっているかどうかがわかる。まさに祈る気持ちとはこのことかな。

                       さて明日のミーティングの準備しないと。

2011年10月05日(水) スティーブジョブ氏追悼

アップルの創業者、スティーブジョブ氏が亡くなられたとのこと。ニュースだけでなく、ブログでも色々と書かれていることでしょう。

                       自分が最初に買ったパソコンはマックだった。化学を専攻していたためか周りがみんなマックで、ソフトもChem Drawという勝手のいいのがあったので高くても当たり前のように買った。デスクトップでローコストと言われながら30万近く出したと思う。それでデータ処理し、修士論文も書いたことは覚えている。

                       会社に入ってもしばらくはマックだった。Win3.1よりははるかに直感的で使いやすかった。Win95が出てもあまり使う気になれなかったが、会社がWindows系の会社に買収されたことにより、一気にOSの衣替えが行われた。

                       一時期マックは他社にOEM販売することを許し売り、日本でもパイオニアかどこかでも互換機を作っていたことがあった。まさにどん底だった時だと思う。あれだけ落ちてもう一部のマニアとクリエーターしか使わないだろうと当時は本気で思っていた。IT業界に在籍していた時である。

                       2年前ぐらいだか、カルフォルニアのクパチーノを訪問する機会があった。実は自分がいた元の会社はアップルの本社の隣であった。もちろん他社に買収され今は跡形もないが、一方でアップルが復活を遂げただけでなく、今なお成長し続けていることを目の辺りにした。

                       自分がIT業界に在籍した15年間ぐらい前でもすでにパソコンを家電に、というフレーズはあった。パソコンはいまだに家電とは程遠いが、違った形でジョブス氏はコンピュータとネットワークを家庭に持ち込むきっかけを作ったのは間違いない。

                       いまだにコンピュータは性能と使いやすさ重視の自分だが、これだけ売れて賛同者がいる以上、見た目やデザインも商売に必要、と認めざるを得ない。

                       彼の冥福を心から祈ります。

2011年10月04日(火) アメリカ国内格安航空チケットの乱降下

しばらく放っておいたらいつの間にかDC行くまで1か月を切っていたので、あわてて航空券を探した。以前あったサウスウェストの片道59ドルはもうなく、すでにその倍になっていた。がっくり。

いくつかの割引航空券サイト、および航空会社のサイトを確認したがどこも変わらないので、直行便ではなく1回乗り換えで一番安かったデルタにした。税込みで185ドル程度だったと思う。118ドルで買っておけば、と思うも時すでに遅し。まぁデルタのマイレージを持ってるからよしとしようと思った。

が今日になってpricelineからお便り。同じシャーロット―ボルチモアで片道59ドルからありますよ、と。えっ?と思って確認したが、日付指定で11月の分ではなく来週のものだった。売れないと最後の最後で投げ売りするのか。待てばよかったかな。

デルタで同じ日付で170ドルがあった。しかし微妙に行きと帰りの旅程が違い、乗り換え時間が長目になってる。これを我慢すれば15ドルほどやすくなったのか、と思いつつ早く帰って週末を無駄にしたくないので、よしとする。でも最初からこのチケット買ってたら、pricelineならちゃんとマッチングしてくれたのかなぁ。

しかし格安航空チケットって本当に時間単位で値段が変わるのを実感しました。

2011年10月03日(月) サウスカロライナ版料理の鉄人

気づくともうステートフェアの時期になっていました。10月です。本当に毎日があっというまに過ぎていきます。

そのステートフェア、毎年ブログに書いているけど、一度も行ったことがありません。今年は12日から23日とのこと。前売りは11日までで、それ以降は会場で。前売り5ドル、会場では10ドル。ただ初日の12日は1ドルなのでたくさんの人が来そう。

ちなみに子供から大人まで楽しめるお祭りみたいなものです、ステートフェアって。子供には遊園地、大人には、何でしょう、やっぱり遊園地とコンサート。あと食べ物かなぁ。ぱっと見たところ、面白そうなのが、サウスカロライナ版アイアンシェフかなぁ。

Famously Hot Chef Showdown

以前ホワイトハウスでメインシェフだった人に、地元のコックさんがアイアンシェフ方式で挑戦するイベントだとか。そのコックさんも投票で決められたらしいけど、一体誰が挑戦者となったんだろう。

Voting is Open for Columbia's 'Famously Hot Chef Showdown

ここに載ってるレストランで行ったことがあるのって、Blue MarlinとLiberty Tap Room & Grillぐらいしかない。ここを去る前にいくつかは行っておくべきか。

2011年10月02日(日) アメリカで好きな本屋

今日は一日中肌寒かった。周りを歩く人の服装は一変し、冬の到来を思わせるものだった。夜になるとさらに冷え込む模様。もちろんこのぐらいの気候が仕事をするにはちょうどいいとは思うが。

さてまたコーヒーの話。日本も多少導入されてきたということだけど、アメリカの本屋さんは図書館同然である。本屋にふつうにコーヒー屋さんがあって、そこに新刊を堂々と持ち込み、本が読める。もちろん買う必要がなく、終わったら元に戻すだけ。まったくプレッシャーを感じない。

実際本を買うときはなるべくきれいなものを探す必要があるが、自分はこれだけ立ち読み、というか座り読みしてるので、文句は全く言えない。

で有名なバーンズアンドノーブルに行けばスタバが入ってるんだけど、自分が好きなのはBooks A MillionにあるJoe Muggs Cafe。特別コーヒーがおいしい、というわけではないけれど、ここに行くと立ち読み代と思ってコーヒーを買い、本を読む。ちなみに漫画コーナーも結構充実していて、cartoontと言って発音が悪かったのか通じなかったけど「Manga」と言ったら店員にすぐにわかってもらったぐらい。

またこれも奉仕?と思ってMillionaire’s Clubにも入ってる。年間20ドル弱で、すべての商品が10%引き。高めの本を2,3回買えば十分元採れると思ってるし、毎回コーヒーやおかしも割り引きなのでなんとなく得した感じ。しかもこれで店内のWifiも使えるので、長居するにはもってこいである。

でもこれって店の戦略に見事はまっているのか、それともうまく利用しているのかなぁ。

2011年10月01日(土) アメリカの教育事情と厳罰

昼過ぎからラボへ。スタジアムで試合があるためAssembly. St. は込み込みだった。スタジアムと反対方向に行くから渋滞とは無縁だったけどね。

夜は本当に涼しくなった。上着が必要なぐらい。

実験の途中、時間があいたときに読んでいた新聞からの話。

Gas Stays High as Oil Drops(原油の値段が下がってもガソリンの値段はそのまま)

確かに市場の原油の値段は下がっても、ガソリンの値段がそれほど下がってない模様。少しずつは下がってきてるけど、それでもいまだ1ガロン3ドルオーバー。希望的観測だと、今のトレンド(1バレル80ドル)が続けば来週には5セントから10セント下がるはず、とか。また通年の傾向を見ると、10月終わりごろまでには20セントぐらい下がりうるとのこと。必要がないなら、下げてくれというのが消費者側の意見。

2つ目。

The Latest Crime Wave: Sending Your Child to a Better School

住所を偽って自分の子供をいい公立の学校にいれたためつかまった母親の話。こんなの日本では当たり前に横行してるはずだけど、アメリカだと逮捕される、というある意味びっくりさせられた記事。特別に人を雇って子供が届け出ている住所に帰宅してるか、調査している公立の学校もあるらしい。この母親は10日の懲役、3年の出向猶予、80時間の公共奉仕の仕事を言い渡されたそうだ。これでも情状酌量で減刑されたとのこと。

こんなところで変に厳しかったするアメリカ。でも状況がひどいんだろうなぁ。


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