Columbia, SC

はじめに

サウスカロライナ版のホームページは以下の期間、作者がPh.D.プログラムの大学院生として2006年から2012年までサウスカロライナ大 学に在籍したときの体験したものを綴ったものです。今までのアスレチックトレーニング業とは離れ、授業を教えることとMuscle Biologyに関する実験に時間を費やしました。

内容的には博士課程のつらい経験を共有できればと思っています。

場所、アクセス

サウスカロライナ州はノースカロライナ州(上)とジョージア州(下)に挟まれた東海岸にあります。州都コロンビア(Columbia)は州のほ ぼ中央に位 置し、ノースカロライナ州シャーロットへは1時間半、チャールストンへは2時間、マートルビーチへは3時間、アトランタには3時半程 度の距離で す。州の面 積は31,189平方マイル、80,779平方キロで、北海道とほぼ同じくらいの広さで、面積では米国 50州中では第40位、人口は2005年現在、425万人で全米第25位です。 サウスカロライナ州には日本事務所があり(HPは閉鎖されているが、横浜に事務所がある模様)企業の誘致を行った結果その数は80社を超えるようです。主 な企業では、富士写真フィルム、三菱化学AVX、京セラUSA、リョービ、ホンダ、ブリヂストン、デンソー、ジェイテクト(豊田工機・光洋精工合 併)、コ マツなどが挙げられ、その駐在員のご子息のために2つの日本語補習校がコロンビアとグリーンビルに存在します。 また1993年には天皇、皇后両陛下が米国ご訪問の際、建国の歴史を刻んだ町チャールストンにお立ち寄りになったそうです。

空路だと主に2通り(コロンビアメトロポリタン空港(CAE)、ノースカロライナ州シャーロットーダグラス国際空港(CLT))考えられます。 この他にサウスカロライナ州フローレンス、チャールストン、グリーンビル・スパルタンバーグ、ジョージア州オーガスタの空港も車で2時間以内の距離です。

1.コロンビアメトロポリタン空港(CAE)からのアクセス

Central Midlands Regional Transit Authority (CMRTA) コロンビア市内を走る公共のバスです。限られた本数ですが、(朝2本、午後2本)空港とダウンタウンを結んでいます(Route 28a)。 あるサイトの紹介だとタクシーで空港からダウンタウンまで20ドル弱(距離にして6マイル程度)とのこと。また学校のすぐ近くにあるマリオットコートヤードなどホテルによっては無料シャトルバスが出ているので確認下さい。

またこの空港は無料で有線、無線のインターネットを開放しています。

2.ノースカロライナ州シャーロットーダグラス国際空港(CLT)からのアクセス

2012年08月14日現在、コロンビアとシャーロットを結ぶシャトルのサービスがあることが判明しました。片道49ドルとのことです。 Columbia Charlotte Shuttle (803-783-5123) 。シャーロット空港の周りの駐車場(Long-term)は安く1日5ドルです。また2週間以上帰国する、など長期の場合はシャーロット空港付近のホテル、例えばHoliday Innなどで提供される宿泊と車の駐車がパッケージになったプランがお得です(前日宿泊する代わりに車を最大2週間無料でホテルに泊めておけます)。

気候

ミシシッピより気持ち冬寒いけど、ほとんど変わりはありません。典型的な南部の気候。

Period of record: 7/1/1948 to 12/31/2005

Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
最高気温 (°C) 14.1 16.1 20.1 25.2 29.2 32.4 33.6 32.7 30.0 24.9 19.4 14.7
最低気温 (°C) 2.8 3.9 7.4 11.7 16.3 20.2 21.9 21.4 18.5 12.2 7.1 3.4
降水量 (mm) 92 91 110 84 84 115 141 122 94 66 66 79
積雪量 (cm) 0.8 1.3 0.5 0 0 0 0 0 0 0 0 0.5

出典:http://www.dnr.sc.gov/climate/sco/ 1971-2000 NormalsからCOLUMBIA UNIV OF SC, SOUTH CAROLINA(381944)のデータを単位変換したもの

サウスカロライナ大学

USC_horseshoe日本でUSCと聞けばカルフォルニアにある私立大学を思い出しますが、東南部だとここサウスカロライナ大学です。創立は1801年、サウスカロライナ州の州都コロンビアにあります。ダウンタウンにあり、キャンパスの形態としては都市型の立地です。かと言って日本の所謂都会ではありませんが、近くに州の最高裁や州議会があります。14のCollegeやSchoolからなり、350を超える専攻が存在し、コロンビアキャンパスの学生数は27,000人強、フルタイムの教授陣は1,450人程度です。体育会のニックネームGamecocks(闘鶏)、スクールカラーはガーネット(濃い赤?)と黒です。

学部・学科

私が在籍したExercise ScienceはArnold School of Public Healthに属します。Public Healthには以下の学部(Department)があります。

  • Communication Sciences & Disorders
  • Environmental Health Sciences
  • Epidemiology & Biostatistics
  • Exercise Sciences
  • Health Services and Policy Management
  • Health Promotion, Education & Behavior
  • Physical Therapy

Exercise Scienceでは以下の専攻が存在し、私はApplied Physiology専攻でした。

  • Applied Physiology
  • Health Aspects of Physical Activity
  • Physical Therapy and Motor Control

Public Healthは丘の上にあるホースシュー近くの校舎の他に2006年5月にResearch Buildingを設置し、教室のほかに主なラボはそこに移りました。

過去3人の先生(Drs. Durstine, Pate & Blair)がASCM(American College of Sports Medicine)のPresidentに就いています。また2016年1月現在、Exercise ScienceのChairは元私の上司(Dr. Carson)です。

研究室

私はDr. Carsonのラボ、Integrative Muscle Biology Lab (a.k.a.Exercise Molecular Biology Lab)にいました。

James Carson, PhD, FACSM

彼の経歴を見ればわかることですが、彼の大学院の上司が現在West Virginia大→テネシー大学のDr.Alway、ポスドク時が現在ミズーリ大学のDr.Booth。見る人が見れば骨格筋が専門であることはわかるかと思います。大ざっぱな研究者の血統というか流れを見れば、

Dr. Holloszy(ワシントン大学セントルイス校→Dr. Booth(ポスドク時にHolloszy Lab在籍)→Dr. Carson→(ポスドク時にヒューストンでBooth Lab在籍)→自分

という感じになるでしょうか。ちなみにコネクションでいうと、Carsonがポスドク時には同じ職場にDr.Yan(現バージニア大医学部)やDr. YP Li(現テキサス大学医学部ヒューストン校)、そして当時お互い知らなかったようですが私が後にポスドクとして在籍したDr.Kumar(当時ベイラー大学医学部、現ルイビル大医学部)がいたようです。

私が在籍したときの研究室のことを書くと、構成は2007年5月当時、博士課程5人、修士課程2人、生物専攻の4年生が4人でした。何故かExercise Science専攻の4年生はいません。5人のPh.Dの学生のうち3人が大学でフットボール部、1人がサッカー部出身です。私の上司もあのオハイオ州立でフットボール(OT)をやっていました。学生のバックグラウンドを話すと、学部時代は生物学を専攻、もしくは副専攻にしていた人が多いです。Exercise Science学科とは言え理科系(生物、化学)の知識、経験がないと相当きついと思います。Dr.Carsonはメイルをよくチェックするので、ラボに興味を持った方は直接メイルを送ってみることをお勧めします。実際私もそうしました。

ラボへ所属の仕方は現在二通り、Exercise ScienceのPh.Dの学生として直接このラボ配属を希望するか(この場合Dr.Carsonに連絡するのが先、私の場合電話面接と現地面接、両方あった)、Biomedical ScienceのPh.Dの学生として入学後、ローテーションを希望し、3年目以降に配属を決定するかいずれかです。